「自己破産したいけど、費用が高そうで不安…」そんな悩みを抱えている人は多いと思います。僕も900万円の借金を抱え、自己破産を決意したとき、最初に気になったのは「自己破産の費用ってどれくらいかかるの?」ということでした。
調べても情報がバラバラで、「弁護士費用」「裁判所の費用」「その他の諸費用」など、結局いくら用意すればいいのか分からず不安でした。しかも、お金がないからこそ自己破産を考えているのに、その自己破産にお金がかかるという矛盾に戸惑いました。
しかし、実際には自己破産の費用を抑える方法や、分割払い・立替制度などのサポートもあります。僕自身は法テラスを利用せず、受任通知が出された後、約6ヶ月間にわたって弁護士費用を積み立てながら、手続きを進めました。
この記事では、自己破産にかかるリアルな費用や、費用が払えない場合の対策について、僕の体験談を交えながら詳しく解説します。読んでいただくことで、「自己破産したいけどお金がない…」という悩みを少しでも軽くし、次の行動を考えるきっかけになればと思います。
も く じ
1 自己破産の費用って
本当に高い?
自己破産を考えたとき、「借金を返せないのに、手続きにお金がかかるのはおかしい」と感じる人は多いと思います。僕も最初はそうでした。借金を抱えているのに、さらに弁護士費用や裁判所費用が必要だと知ったとき、絶望的な気持ちになりました。
しかし、実際に調べてみると 分割払いが可能な弁護士事務所 や 法テラスの立替制度 など、費用を準備できる方法はいくつかあることが分かりました。つまり、「自己破産したくてもお金がないからできない」という思い込みが、手続きを遅らせる原因になっていたのです。
では、自己破産にはどんな費用がかかるのでしょうか? 大きく分けると、次の3つがあります。
- 弁護士費用(弁護士に依頼する場合)
- 裁判所に支払うお金(予納金)
- その他の諸費用(郵便代・収入印紙代など)
具体的な費用感は次のとおりです。
費用項目 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
弁護士費用(弁護士に依頼する場合) | 20万〜60万円 | 分割払い可能な事務所あり |
裁判所費用(予納金) | 2万〜50万円以上 | 破産の種類によって変動 |
その他費用(郵便代・収入印紙代など) | 収入印紙・郵便代など | 数千円〜 |
「お金がないから自己破産できない」と諦める必要はありません。方法を知り、行動することで、手続きのハードルは思ったよりも低くなるはずです。
僕は少額管財事件だったので、裁判所に約22万円を支払いましたが、同時廃止なら2万円〜3万円程度で済むこともあります。弁護士費用は30万円ほどでしたが、分割払いが可能だったので、無理なく支払うことができました。
「お金がないから自己破産できない」と諦める必要はありません。方法を知り、行動することで、手続きのハードルは思ったよりも低くなるはずです。
次の章では、まず **弁護士費用** について詳しく解説していきます。
2 自己破産の
弁護士費用はいくら?
相場と内訳を解説
自己破産を決意したとき、多くの人が最初に直面するのが「弁護士に払うお金をどうするか?」という問題です。借金を返せずにいるのに、さらに弁護士費用が必要だと知ると、心が折れそうになりますよね。僕も同じ気持ちでした。とはいえ、自己破産は法律の専門的な手続きが必要なので、弁護士の力を借りるのが最も確実な方法です。
1弁護士費用の相場
自己破産の弁護士費用は、依頼する事務所や手続きの種類によって異なりますが、一般的な相場は以下のようになっています。
費用項目 | 相場(円) |
---|---|
着手金 | 20万〜40万円 |
申立費用 | 2万〜3万円 |
成功報酬 | 0〜20万円 |
合計 | 22万〜60万円 |
この金額を見て「そんなに払えない…」と感じる人もいるかもしれません。でも、弁護士費用は分割払いができる場合が多いので、まとまったお金がなくても大丈夫です。僕も一括で払うのは無理だったので、受任通知を出した後、6ヶ月間かけて積み立てました。
2 弁護士費用の内訳と注意点
- 着手金:弁護士が案件を引き受ける際に必要な費用。相談時に見積もりをもらい、金額を確認しておくと安心。
- 申立費用:裁判所への申立てにかかる費用。収入印紙や郵便代なども含まれる。
- 成功報酬:自己破産が認められた場合に発生することがある。事前に報酬の有無を弁護士に確認しておこう。
3 自己破産経験者からのアドバイス
僕が実際に弁護士に依頼して感じたのは、「安さだけで選ばないほうがいい」ということです。安い費用を提示している事務所でも、対応が遅かったり、質問してもなかなか答えてくれなかったりするケースもあります。自己破産は人生の大きな分岐点になるので、「話しやすい」「信頼できる」と感じる弁護士を選ぶことが大切です。
3 裁判所に支払うお金はいくら?
自己破産の種類で違う費用
自己破産をする際には、弁護士費用のほかに裁判所に支払う費用も発生します。この金額は、自己破産の手続きの種類によって異なります。
1 自己破産の種類と裁判所費用の違い
自己破産には 「同時廃止」「少額管財事件」「管財事件」 の3種類があり、それぞれ裁判所に支払う費用が違います。
自己破産の種類 | 費用の目安 |
同時廃止 | 2万〜3万円 |
少額管財事件 | 20万〜30万円 |
管財事件 | 50万円以上 |
同時廃止 は、めぼしい財産がなく、債務整理のために特別な調査が不要な場合に適用され、比較的費用が安く済みます。
少額管財事件は、一定額以上の財産がある場合や、ギャンブル・浪費による借金が原因のケースで選ばれることが多い手続きです。通常の管財事件よりも費用が抑えられますが、それでも 最低20万円以上 の費用が必要になります。
管財事件 は、破産管財人が選任され、財産の調査や債権者への対応が必要になるため、 **50万円以上** の費用がかかることもあります。
2 僕が実際に支払った金額
僕の場合は少額管財事件だったため、裁判所に約22万円を支払いました。手続きの途中で「やっぱりこんなにかかるのか…」と不安になりましたが、事前に準備しておくことで何とか対応できました。
この費用は、自己破産の申し立て時に裁判所へ支払う必要があるため、申し立てを考えている場合は早めに準備しておくことをおすすめします。
次の章では、自己破産の費用が払えない場合の対策について詳しく解説します。
4 自己破産の費用が
払えない場合の対策
「そんなお金ないよ…」という人におすすめなのが 法テラスの利用 です。法テラスでは、一定の条件を満たせば 弁護士費用を立て替えてもらえ、毎月5,000円〜1万円程度の分割払いで済ませることができます。僕も法テラスの存在を知ってから「これなら払えるかも」と希望を持てました。
また、弁護士によっては 積み立てに対応している事務所 もあります。実際に僕が相談した弁護士も「月4万円ずつの積み立てでOK」と言ってくれたので、まとまったお金がなくても依頼できました。
費用を抑えるためにできることは次の通りです。
- 法テラスを利用する(立替制度を活用し、毎月5,000円〜1万円で分割払い)
- 積み立てできる弁護士を探す
- 親族や知人に立て替えてもらう
- 生活費の見直しで工面する(固定費の削減)
「費用が払えないから自己破産できない」と諦める必要はありません。分割払い・法テラスの利用・生活費の見直し などを活用すれば、自己破産の手続きは進められます。
1 法テラスで自己破産の費用を立て替えてもらう方法
法テラス(日本司法支援センター)では、 経済的に困窮している人向けに弁護士費用を立て替えてくれる制度 があります。これを利用すれば、一括で弁護士費用を払えなくても、毎月少額ずつの分割払いで自己破産の手続きを進めることができます。
- 無料相談が受けられる(通常3回まで無料)
- 弁護士費用を立て替えてもらえる(自己破産の場合、毎月5,000円〜1万円程度の分割払い)
- 審査に通れば、すぐに弁護士に依頼できる
僕も自己破産を決めたとき、最初は法テラスの利用を考えました。結局は自分で積み立てを選びましたが、「お金がなくて手続きが進められない…」と悩んでいるなら、法テラスの利用は確実な選択肢の一つです。
- 収入基準を満たすこと(単身世帯の場合、月収が約22万円以下など)
- 資産が一定額以下であること
- 勝訴の見込みがないとは言えないこと(自己破産の申立ては通常問題なし)
- 法テラスの窓口またはWebサイトで相談予約をする
- 無料相談を受け、弁護士費用立替制度の利用可否を審査してもらう
- 審査に通れば、弁護士と契約し、自己破産手続きを開始
- 弁護士費用は法テラスが立て替え、毎月少額ずつ返済(5,000円〜1万円程度が一般的)
2 法テラスを利用しない場合の選択肢
僕自身は法テラスを利用せず、弁護士と相談したうえで、受任通知後の約6ヶ月間にわたり弁護士費用を積み立てながら準備をしました。
法テラスの立替払いにはメリットもありますが、審査に時間がかかる場合もあります。すぐに手続きを進めたい人は、分割払いに対応している弁護士を探すのも一つの方法です。
どの方法を選ぶにせよ、「お金がないから自己破産できない」という思い込みが一番の障害 になることが多いです。利用できる制度を知り、自分に合った方法を選ぶことで、スムーズに手続きを進めることができます。
- 弁護士と相談し、毎月一定額を支払う形で積み立てるプラン を設定
- 受任通知が出た後は債権者からの督促が止まるため、その間にお金を確保
- 毎月4万円(ボーナス月はその全額) ほどを弁護士に支払い、6ヶ月後に全額完済
この方法は、法テラスの審査に通らない場合や、立替払いを利用せずに自己負担で進めたい人にとって有効な選択肢 です。
弁護士によっては、法テラスを利用しなくても 柔軟な支払いプランを提案してくれる ことがあります。僕が依頼した弁護士も「月1万円ずつの分割でOK」と言ってくれたので、まとまったお金がなくても依頼できました。
費用を抑えるためにできることは次の通りです。
- 分割払いできる弁護士を探す
- 法テラスを利用する(立替制度を活用し、毎月5,000円〜1万円で分割払い)
- 受任通知後に積み立てを行い、弁護士費用を工面する
- 親族や知人に立て替えてもらう
- 生活費の見直しで工面する(固定費の削減)
「費用が払えないから自己破産できない」と諦める必要はありません。分割払い・法テラスの利用・積み立て計画の活用 などを駆使すれば、自己破産の手続きは進められます。
5 自己破産後の
リアルなお金事情
自己破産をすると「もうまともに生活できないのでは?」と不安に思うかもしれません。僕も自己破産を決意したとき、「お金の管理がどうなるのか」「普通の生活を送れるのか」と、先のことがとても心配でした。
しかし、実際に自己破産してみると、思っていたよりも 普通に生活できることに気づきました。確かにクレジットカードは使えなくなりましたが、代わりにデビットカードや現金払いで問題なく対応できます。
1自己破産後の主なお金事情
- クレジットカードは使えないが、デビットカードやプリペイドカードが利用可能
- ローンや分割払いはできないが、生活費にはほぼ影響なし
- 口座開設や給与振込は問題なく行える
- 家賃の支払いも通常通り可能(保証会社の審査が厳しくなる可能性あり)
僕の場合、自己破産後はデビットカードをメインで使うようになり、「無駄遣いしなくなった」というメリットもありました。今までクレジットカードで散財していた分、自己破産後はお金の使い方を見直せるチャンスだと感じています。
また、自己破産すると「仕事ができなくなるのでは?」と心配する人もいますが、基本的に会社にバレることはありません。僕も自己破産後、普通に働き続けています。
自己破産は確かに人生の大きな決断ですが、それで人生が終わるわけではないということを伝えたいです。むしろ、借金のプレッシャーから解放されることで、新しい人生をスタートするチャンスになります。
6自己破産は費用がかかる。
でも、人生は変えられる
自己破産には確かに費用がかかります。僕の場合は少額管財事件だったので約22万円を裁判所に支払いましたし、弁護士費用も合わせると決して安い金額ではありませんでした。
しかし、費用をどうやって用意するかを考え、分割払いや法テラスを活用することで、無理なく手続きを進めることができました。最初は「お金がないから自己破産もできないのでは?」と思いましたが、それは誤解でした。必要な費用を準備する方法はあります。
自己破産後はクレジットカードが使えないなどの制約はあるものの、生活は意外と普通に送れます。むしろ、借金のプレッシャーがなくなり、お金の管理に対する意識が大きく変わりました。
「自己破産したら人生が終わる」と思っている人もいるかもしれません。でも、それは違います。僕は自己破産を経て、ようやく本当の意味で人生を立て直すことができました。
自己破産をすることは、決して恥ずかしいことではありません。それよりも、大切なのは、あなたがこれからどんな人生を歩んでいくかということ。僕自身、自己破産を経験して初めて、本当の意味でお金と向き合うことができました。今、あなたが抱えている不安も、きっと乗り越えられるはずです。
もし今、借金に苦しんでいるなら、一度専門家に相談してみてください。無料相談を利用すれば、今の状況を整理し、最適な解決策を見つける手助けになるはずです。
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自己破産は新しい人生を始めるための手段の一つです。あなたが前に進むための選択肢として、ぜひ冷静に検討してみてください。