
パチンコ・スロットで借金を作ってしまうと、毎日が本当にしんどくなりますよね。
僕もそうでした。
最初は遊びの延長だったはずなのに、負けを取り返そうとして、また行く。
お金が足りなくなって借りる。
返済が苦しくなって、また借りる。
気づいたときには、借金は940万円まで膨らんでいました。
当時の僕は、パチンコ・スロットなどのギャンブルで作った借金なんて、自己破産できないだろうと思い込んでいました。
弁護士に相談しても怒られるんじゃないか。
家族や会社にバレるんじゃないか。
自己破産したら人生が終わるんじゃないか。
そんな不安ばかりでした。
でも、実際に弁護士へ相談し、必要な書類を集め、裁判所への申立て、破産管財人との面談、債権者集会を経て、僕の場合は最終的に免責許可決定の連絡を受けることができました。
この記事では、僕がパチンコ・スロットなどで借金を膨らませてしまった経緯、弁護士相談から免責許可決定までの流れ、そして自己破産後にギャンブルとどう距離を置いているのかを、実体験ベースで正直に書きます。
もし今、パチンコ・スロットの借金で苦しんでいるなら、この記事が少しでも気持ちを整理するきっかけになればうれしいです。
パチンコ・スロットで作った借金でも、自己破産の申立て自体は可能です。
ただし、ギャンブルは免責で問題になりやすいため、なぜ借金が増えたのか、今後どう生活を立て直すのかを正直に説明することが重要になります。
僕自身、パチンコ・スロットなどのギャンブルやFX、生活費の補填で借金が940万円まで膨らみました。
それでも、2024年2月20日に東京地方裁判所へ自己破産を申立て、2024年5月22日に弁護士事務所から免責許可決定が出たという連絡を受けました。
もちろん、誰でも同じ結果になるとは言えません。
ギャンブルや浪費は、法律上、免責不許可事由にあたる可能性があります。
それでも大事なのは、パチンコ・スロットの借金だから自己破産は無理だと、一人で決めつけないことです。
まずは借金額、収入、借金の原因を整理して、自分にどんな選択肢があるのかを専門家に確認することが大切です。
▶︎参考:破産・免責手続のあらまし|裁判所
自分のケースでも自己破産できるのか知りたい方はこちら

も く じ
1 パチンコ・スロットの借金で
人生が詰んだ僕
最初は、ただの遊びのつもりでした。
少し負けても、次で取り返せばいい。
今月だけ借りても、来月には何とかなる。
ボーナスが入れば返せる。
勝てば一気に戻せる。
そうやって自分に言い聞かせているうちに、借金は少しずつ大きくなっていきました。
僕の場合、借金の原因はパチンコ・スロットだけではありません。
FXや生活費の補填も重なっています。
ただ、借金が膨らんでいく大きなきっかけのひとつに、負けを取り返そうとしてギャンブルを続けてしまったことがありました。
ここでは、僕がどんな流れで借金を増やし、自己破産を考えるところまで追い込まれたのかを書いていきます。
ギャンブルによる自己破産が認められる基準については、こちらの記事で詳しく解説しています
1 借金940万、どうしてこうなったのか

僕が借金を増やしてしまった原因は、パチンコ・スロットなどのギャンブル、FX、生活費や交際費の補填でした。
最初のうちは、まだ何とかなると思っていました。
数十万円くらいなら返せる。
少し勝てば取り戻せる。
給料が入れば追いつける。
ボーナスがあれば一気に減らせる。
でも、実際にはそうなりませんでした。
負けを取り返そうとして、またお金を使う。
生活費が足りなくなって借りる。
返済のためにまた借りる。
支払い日が来るたびに焦る。
この繰り返しでした。
特に危なかったのは、勝てば取り返せるという考え方です。
今振り返ると、その考えが一番自分を追い込んでいました。
負けた分を取り返すために行っているはずなのに、さらに負けて、借金だけが増えていく。
そして、借金が増えるほど、普通の判断ができなくなっていきました。
僕の場合、2023年7月末の時点で借金総額は940万円まで膨らんでいました。
その金額を改めて見たとき、ようやく現実を突きつけられた気がしました。
ギャンブル以外の浪費でも認められるポイントはこちらで解説しています
2 「もう返せない」と悟った瞬間

最後のほうは、本当に追い詰められていました。
家賃も厳しい。
利息も払えない。
新たな借入れもできない。
親からも、これ以上は貸せないと言われていました。
それでも僕は、最後まで何とかひっくり返したいと思っていました。
借金で苦しいのに、まだギャンブルで取り返そうとしていたんです。
冷静に考えれば無理だとわかるはずなのに、当時の僕は正常な判断ができなくなっていました。
そして、資金が完全に底をついたとき、ようやく認めるしかありませんでした。
もう、自力では返せない。
その瞬間は、本当にきつかったです。
怖さもありました。
情けなさもありました。
自分で自分の人生を壊してしまったような気持ちもありました。
でも、その現実を認めたことで、初めて自己破産を本気で考えるようになりました。
返済のために借りている、利息だけで苦しい、生活費まで借入れで回している方は、
今の状況を一度整理してみてください
3パチンコ・スロットの借金は自己破産できる?

ここからは、僕の体験談ではなく、制度としての一般的な話です。
パチンコ・スロットなどのギャンブルが原因の借金は、法律上、免責不許可事由にあたる可能性があります。
免責不許可事由とは、簡単にいうと、裁判所が借金の支払い義務を免除するかどうかを判断するときに問題になる事情のことです。
ギャンブルや浪費で借金を増やした場合は、この免責不許可事由にあたる可能性があります。
ただし、ここで大事なのは、免責不許可事由があるからといって、必ず免責されないと決まるわけではないということです。
裁判所は、借金に至った経緯、その後の対応、反省の有無、生活を立て直そうとしている姿勢などを見て判断します。
僕も最初は、パチンコ・スロットで作った借金なんて自己破産できないと思っていました。
でも、弁護士に相談してみると、ギャンブルが原因でも、事情によっては自己破産や免責が認められる可能性があると説明を受けました。
少なくとも僕の場合は、その説明を聞いたことで、初めて前に進めるかもしれないと思えました。
パチンコ・スロットの借金だから無理だと、自分だけで判断しないこと。
これは、過去の僕と同じように悩んでいる人に一番伝えたいことです。
▶︎参考:破産・免責手続のあらまし|裁判所
2 ギャンブルの借金でも
自己破産は可能だった
僕は、ギャンブルの借金では自己破産できないと思い込んでいました。
でも、実際に相談してみたことで、思い込みだけで判断していたことに気づきました。
ここでは、パチンコ・スロットの借金で自己破産を考えるときに、特に誤解しやすいポイントを書いていきます。
1パチンコ・スロットの借金は一律に無理ではない
結論からいうと、パチンコ・スロットの借金でも、一律に自己破産や免責が無理と決まるわけではありません。
ただし、ギャンブルが原因の借金は、裁判所で問題になりやすい部分です。
そのため、借金の理由をごまかしたり、資料を隠したりするのは絶対に避けるべきです。
僕が弁護士に相談したときも、借金の経緯を正直に話すことが大事だと言われました。
パチンコ・スロットで負けたこと。
FXでもお金を失ったこと。
生活費を借入れで補っていたこと。
返済のためにまた借りていたこと。
恥ずかしかったですが、そのまま話しました。
自己破産の手続きでは、通帳や取引履歴、家計簿なども確認されます。
だから、取り繕うよりも、最初から正直に説明したほうがいいです。
正直に話すこと。
必要な資料を出すこと。
同じことを繰り返さない姿勢を見せること。
僕の場合、この3つがとても大事だったと感じています。
2相談する前は怒られると思っていた
弁護士に相談する前の僕は、本当に不安でした。
ギャンブルの借金なんて怒られるんじゃないか。
自己破産なんて無理だと言われるんじゃないか。
自分はもう終わりだと思われるんじゃないか。
そんなことばかり考えていました。
でも、実際に相談してみると、弁護士は僕の状況を冷静に聞いてくれました。
もちろん、借金の理由を軽く扱われたわけではありません。
でも、感情的に責められるというより、今の借金額、収入、支出、借入先、生活状況をひとつずつ整理していく感じでした。
そのときに思ったのは、相談は説教を受ける場所ではなく、現実を整理する場所なんだということです。
僕にとっては、この相談が大きな転機でした。
3相談したら、いきなり自己破産させられるわけではない
自己破産を考えている人の中には、相談した瞬間に自己破産を決めさせられるのではないかと不安になる人もいると思います。
僕も少しそう思っていました。
でも実際には、相談したからといって、いきなり自己破産に進むわけではありません。
借金額、収入、支出、財産、家族構成、借金の理由などを確認したうえで、任意整理、個人再生、自己破産などの選択肢を検討する流れになります。
僕の場合は、借金額が940万円まで膨らみ、返済の見通しが立たなかったため、自己破産を検討するのが現実的だと説明を受けました。
でも、人によっては任意整理や個人再生のほうが合っている場合もあります。
だからこそ、自分で自己破産しかないと決めつける必要もないし、逆に自己破産は無理だと決めつける必要もありません。
まずは、自分にどんな選択肢があるのかを確認することが大事です。
3弁護士相談から
自己破産申立てまでの
リアルな流れ
自己破産の手続きと聞くと、すごく複雑で怖いものに感じますよね。
僕もそうでした。
でも実際には、弁護士に相談して、一つずつ必要なことを進めていく流れでした。
もちろん、簡単だったわけではありません。
書類集めは大変でしたし、家計簿の修正もありました。
破産管財人との面談も、債権者集会も、かなり緊張しました。
ここでは、僕が実際にどんな流れで手続きを進めたのかを書いていきます。

1弁護士相談ではどんなことを聞かれた?
僕が最初に弁護士へ相談したときは、だいたい次のようなことを聞かれました。
借金の総額と借入先の確認
現在、借金はいくらあるのか。
どこから、いくら借りているのか。
僕は、借金総額が940万円あることを伝えました。
借入先も一覧にしておくと、話が進めやすかったです。
収入と支出
現在の収入はいくらか。
毎月の生活費はいくらか。
家賃、携帯代、保険料、食費などはいくらか。
給与明細や生活費のメモがあると説明しやすいです。
僕の場合も、収入と支出を確認されたことで、このまま返済を続けるのは現実的に厳しいと見えてきました。
借金の理由
なぜ借金をしたのか。
ギャンブルや投資が原因なのか。
生活費が足りなかったのか。
ここは、正直に話すしかありません。
僕は、パチンコ・スロットなどのギャンブルやFX、生活費の補填が原因だったことを伝えました。
恥ずかしかったですが、ここでごまかしても手続きは進みません。
自己破産では、借金の理由を正直に説明することがとても大事だと感じました。
2 自己破産の手続きってこんな感じで進んだ

ここは僕の場合の流れです。
- 2023年7月末:法律事務所へ相談
- 2023年8月:必要書類の収集を開始
- 2023年8月:債権者へ受任通知が送られ、返済がいったんストップ
- 2023年8月:給与振込口座、公共料金、携帯料金などの支払い方法を見直し
- 2023年8月以降:通帳、取引履歴、給与明細、源泉徴収票、保険、退職金見込額などの資料を収集
- 2023年12月:冬のボーナスも自己破産費用の積立てに充てた
- 2024年1月:積立金が95万円に到達し、最新資料の再提出を求められた
- 2024年2月13日頃:家計簿の収支が合わず、修正して再提出
- 2024年2月20日:東京地方裁判所へ自己破産を申立て
- 2024年2月27日:破産管財人との面談
- 2024年5月10日:債権者集会
- 2024年5月22日:弁護士事務所から免責許可決定の連絡
- 2024年5月25日:最後の弁護士事務所訪問。預かり書類と戻ってきたお金を受け取った
僕は最初、自己破産は相談したらすぐ終わるものだと思っていました。
でも実際には、書類集めや確認事項がかなり多く、少しずつ進んでいく手続きでした。
特に大変だったのは、銀行口座の取引履歴を集めることです。
通帳を長年記帳していなかったり、取引がまとめて記載されていたりすると、別途入出金明細を取り寄せる必要がありました。
また、公共料金や携帯料金をクレジットカード払いにしていたため、支払い方法の変更も必要でした。
給与振込口座にしていた銀行からも借入れがあったため、給与の受け取り口座を見直す必要もありました。
こうした細かい作業は、実際にやってみるとかなり大変です。
でも、一つずつ進めていくことで、少しずつ状況が整理されていきました。
申し立ての手続きの全体的な流れはこちらの記事で詳しく解説しています
3管財事件として進んだ
自己破産には、大きく分けて管財事件と同時廃止があります。
管財事件は、破産管財人が選ばれ、財産や借金の経緯などを調査しながら進む手続きです。
同時廃止は、財産がほとんどなく、手続き費用も出せないと認められる場合などに、破産手続の開始と同時に手続きが終了する形です。
どちらになるかは、自分で選べるものではありません。
財産の状況、借金の原因、免責不許可事由の有無などを踏まえて、裁判所が判断します。
僕の場合は、借金の原因にパチンコ・スロットなどのギャンブルやFXが含まれていたこともあり、管財事件として進みました。
破産管財人との面談では、借金の経緯や今後の生活について確認されました。
かなり緊張しましたが、担当弁護士も同席してくれたので、一人で全部説明しなければならないという感じではありませんでした。
ただ、ここでも大事なのは、嘘をつかず、正直に話すことです。
通帳や取引履歴、家計簿などを見れば、だいたいのお金の流れはわかります。
だからこそ、最初から正直に説明することが大切だと思います。
▶︎参考:よくある質問|東京地方裁判所
5費用は分割で積み立てた
自己破産を考えたとき、多くの人が気になるのが費用だと思います。
僕もそうでした。
僕の場合は、相談時に15万円を納め、その後は毎月の積立てと冬のボーナスで費用を準備していきました。
当初、自己破産にかかる費用はおおまかに70万円ほどと説明を受けていました。
そこから毎月5万円ずつ積み立て、冬のボーナスも費用に充てました。
2024年1月には積立金が95万円に達し、その後、申立てに向けた最終確認へ進みました。
最終的には、必要な費用を差し引いたあと、弁護士事務所から約24万円ほど戻ってきました。
もちろん、これはあくまで僕の場合です。
費用は、依頼する事務所、事件の内容、管財事件になるかどうか、裁判所の運用などによって変わります。
経済的に厳しい場合は、法テラスの民事法律扶助を利用して、弁護士費用などを立て替えてもらえることがあります。
ただし、利用には収入や資産などの条件がありますし、実際の費用は事件の内容などによって変わります。
▶︎参考:自己破産 費用の目安|法テラス
▶︎参考:弁護士・司法書士費用等の立替制度のご利用の流れ|法テラス
費用が払えないから無理だと、最初から決めつけなくて大丈夫です。
分割払いに対応している事務所もありますし、法テラスの制度を案内されることもあります。
費用が不安な人ほど、まずは相談して確認することが大事だと思います。
費用が不安で動けない方はこちら
4あなたはどの段階?
自己破産を考える前に
整理したいこと
パチンコ・スロットの借金で悩んでいると、自分がどれくらい危ない状況なのかもわからなくなります。
僕もそうでした。
まだ返せるのか。
もう無理なのか。
自己破産しかないのか。
ほかの方法があるのか。
一人で考えていると、どんどん不安だけが大きくなります。
そこで、ざっくりですが、状況別に考えられる選択肢を整理すると次のようになります。
| 状況 | 考えられる選択肢 |
|---|---|
| 利息だけで毎月きつい | 任意整理を検討 |
| 元本も返せる見込みがない | 個人再生・自己破産を検討 |
| ギャンブルの借金が大半 | 弁護士相談で裁量免責の可能性を確認 |
| 家賃や生活費まで借金している | 早めに専門家へ相談 |
これはあくまで目安です。
実際には、収入、借金額、財産、家族状況、借金の理由によって合う方法は変わります。
大事なのは、自己判断だけで決めないことです。
相談したからといって、いきなり自己破産になるわけではありません。
任意整理、個人再生、自己破産のどれが合っているのかを確認するためにも、早めに専門家へ相談したほうが安心です。
今の借金が自己破産・任意整理・個人再生のどれに近いのか分からない方は、
無料相談や借金減額シミュレーションで選択肢を確認してみてください。
5 自己破産後の
生活と信用情報
自己破産をすると、生活が一気に崩れるのではないかと思っていました。
でも、僕の場合はそうではありませんでした。
もちろん、不便な部分はあります。
クレジットカードは使えなくなりますし、ローンの審査もしばらくは難しくなります。
それでも、借金に追われる生活に比べれば、ずっと落ち着いて暮らせるようになりました。
1免責許可決定の連絡を受けた日
2024年5月22日、弁護士事務所からメールが届きました。
そこには、免責許可決定が出たという内容が書かれていました。
そのとき最初に感じたのは、安堵でした。
本当に終わったんだ。
ようやくここまで来たんだ。
そんな気持ちでした。
厳密には、免責許可決定が出たあと、法律上はその後の手続きを経て確定する流れになります。
ただ、僕にとっては、2024年5月22日は大きな区切りの日でした。
借金の重さに押しつぶされていた毎日から、ようやく抜け出せるかもしれない。
そう思えた日でした。
2クレジットカードやローンはしばらく難しくなる
自己破産後は、クレジットカードやローンの審査に通りにくくなります。
いわゆるブラック状態になる、という言い方をされることもあります。
信用情報については、信用情報機関ごとに扱いが異なります。
CICでは、自己破産そのものの官報情報は現在保有していないと案内されています。
一方で、クレジット情報は契約中および契約終了から5年間保有され、破産の場合は、免責許可決定を確認できた会員会社によるコメント登録の報告日が起算点になるとされています。
▶︎参考:自己破産の登録は何年間ですか?|CIC
また、全国銀行個人信用情報センターでは、官報に公告された破産手続開始決定などの情報が、当該決定日から7年を超えない期間登録されると案内されています。
▶︎参考:センターの概要|全国銀行個人信用情報センター
僕も、弁護士事務所から、クレジットカードやローンなどの審査はしばらく通りにくくなると説明を受けました。
実際、不便はあります。
でも、現金や口座引き落とし中心の生活に切り替えれば、日常生活そのものが成り立たなくなるわけではありません。
むしろ僕にとって大きかったのは、毎月の返済に追われなくなったことです。
生活の軸が、借金返済ではなく、普通に暮らすことへ戻っていった感覚がありました。
周囲にバレるか不安な方はこちらの記事でも詳しく解説しています
3官報には掲載される
自己破産をすると、官報に掲載されます。
官報とは、国が発行している公告文書のようなものです。
破産手続開始決定や免責許可決定などが掲載されることがあります。
この点は、家族や会社にバレるか不安な人にとって重要です。
ただし、官報は誰でも簡単に日常的に読むものではありません。
そのため、官報に載るからといって、すぐに周囲全員に知られるというわけではありません。
とはいえ、絶対にバレないとは言い切れません。
同居家族がいる場合、郵便物、提出書類、財産関係、家計の状況などによって、知られる可能性はあります。
僕も、会社関係の借入れや、会社を窓口とした金融機関からの借入れがあったため、会社に知られる可能性について不安がありました。
だからこそ、家族や会社に知られるリスクが気になる場合は、弁護士に最初から相談したほうがいいです。
▶︎参考:破産・免責手続のあらまし|裁判所
6自己破産後に
パチンコ・スロットと
どう距離を置いたか
この記事で一番大事なのは、自己破産できたかどうかだけではないと思っています。
むしろ大事なのは、自己破産後に同じ失敗を繰り返さないことです。
僕自身、借金の原因にギャンブルがありました。
だから、免責許可決定の連絡を受けたあとも、これで全部終わりという感覚ではありませんでした。
ここから生活を立て直さなければ意味がない。
そう思っていました。
1法律上、パチンコ店に入れなくなるわけではない
自己破産をしたからといって、法律上、パチンコ店に入れなくなるわけではありません。
ただ、僕自身は、もう同じ失敗を繰り返したくないという気持ちが強くなりました。
自己破産後も、また行きたくなるかもしれないという不安がゼロだったわけではありません。
でも、借金の重圧から解放されたあとに、また同じところへ戻りたくはありませんでした。
僕にとっては、パチンコ・スロットに行けるかどうかより、もう借金をしない生活を作れるかどうかのほうが大事でした。
2借金できない状態になって、逆に助かった部分もある
自己破産後は、クレジットカードやローンの審査に通りにくくなります。
これは不便です。
でも僕の場合、借金を繰り返していた過去を考えると、借りにくい状態になったことが、ある意味では生活を立て直す助けにもなりました。
以前の僕は、お金がないなら借りればいいという感覚に慣れすぎていました。
でも、自己破産後はその考え方を変える必要がありました。
持っているお金の範囲で生活する。
給料が入ったら必要なお金を先に分ける。
足りないから借りる、という選択肢を作らない。
勝って取り返すという考え方をやめる。
この切り替えは簡単ではありません。
でも、借金できない状態になったことで、逆に自分のお金の使い方を見直すきっかけになりました。
3僕が意識したギャンブルとの距離の取り方
僕が意識したのは、次のようなことです。
- パチンコ店の近くをなるべく通らない
- 競馬などのアプリを削除する
- 給料が入ったら、先に生活費と固定費を分ける
- クレジットカードを持たず、現金中心にする
- 使えるお金をあらかじめ決めておく
- 借金で取り返すという考え方をやめる
- 必要なら専門機関や自助グループに相談する
特に大事だったのは、勝って取り返すという考え方を捨てることです。
この考えがある限り、また同じことを繰り返してしまうと思いました。
自己破産後に生活を立て直すには、借金をしない環境作りと、ギャンブルに頼らない習慣作りが大切です。
僕もまだ完璧な人間ではありません。
でも、借金に追われる生活に戻りたくないという気持ちは、今も強く持っています。

7 僕が自己破産して
後悔したこと・よかったこと
自己破産にはデメリットもあります。
だから、誰にでも軽くすすめられるものではありません。
でも、僕にとっては、借金から解放されて生活を立て直すための大きな転機でした。
ここでは、自己破産して後悔したことと、よかったことを正直に書きます。

1後悔したこと
一番大きいのは、信用面の制約です。
クレジットカードは作りにくくなりますし、ローンも組みにくくなります。
スマホの分割払いなどで不便を感じることもあります。
また、自己破産したことが周囲に知られたらどうしようという不安もしばらくありました。
官報に掲載されることも、心理的にはかなり気になりました。
ただ、それでも今思うのは、借金を抱え続けていた頃よりは、はるかにましだったということです。
借金に追われ、支払い日に怯え、生活費まで苦しくなる毎日を続けるほうが、僕にはつらかったです。
2よかったこと
何より大きかったのは、借金のプレッシャーから解放されたことです。
毎月の返済に追われなくなったことで、心に余裕が戻ってきました。
以前の僕は、お金がないなら借りればいいという感覚に慣れすぎていました。
生活費が足りない。
借りる。
返済が苦しい。
また借りる。
負けを取り返したい。
またギャンブルに行く。
そんな悪循環でした。
自己破産後は、借金を前提にした生活ではなく、持っているお金の範囲で暮らす感覚を少しずつ取り戻していきました。
もちろん、急に完璧になったわけではありません。
でも、借金に追われないだけで、日常の感じ方はかなり変わりました。
支払いの通知に怯えない。
給料日を返済日としてではなく、生活を整える日として迎える。
家賃や生活費を普通に考えられる。
そういう小さなことが、僕には本当に大きかったです。
3人生終わりではなく、ここからがスタートだった
自己破産を考え始めた頃の僕は、本気で人生が終わったと思っていました。
でも、手続きを終えた今はそう思っていません。
もちろん、自己破産は軽く決めていいものではありません。
デメリットもあります。
手続きも楽ではありません。
書類集めも大変です。
家計の見直しも必要です。
自分の過去と向き合うしんどさもあります。
それでも、借金に押しつぶされる毎日を続けるより、僕にとっては、自己破産を選んだことで生活を立て直すスタート地点に立てました。
自己破産は人生の終わりではありません。
少なくとも僕にとっては、借金で壊れかけた生活を、もう一度立て直すための手続きでした。
8パチンコ・スロットの
借金で悩んでいる人へ
借金を抱えていると、もう人生が終わったと思い込んでしまうことがあります。
僕もまさにそうでした。
でも、借金があるだけで人生が終わるわけではありません。
僕自身、自己破産を経て、少しずつ生活を立て直していけました。
ここでは、過去の僕と同じように悩んでいる人へ、最後に伝えたいことを書きます。

1自分だけで判断しないほうがいい
自己破産が本当に必要なのかを、自分ひとりで判断するのはむずかしいです。
僕も最初は、まだ返せるかもしれない、自己破産なんて最後の手段だと思い込み、一人で悩み続けていました。
でも、弁護士に相談したことで、現実的な解決策が見えてきました。
専門家に相談すると、自分の状況を客観的に整理できます。
借金がどの程度深刻なのか。
自己破産以外の方法があるのか。
任意整理や個人再生では難しいのか。
費用はどのくらいかかるのか。
家族や会社に知られる可能性はあるのか。
こうしたことを、具体的に確認できます。
特に、パチンコ・スロットの借金は自己破産できないと思い込んでいる人は、一度相談してみてほしいです。
ケースによりますが、ギャンブルが理由でも免責が認められる可能性はあります。
一人で抱え込まず、専門家の意見を聞くことが、解決への第一歩になります。
ギャンブル原因で相談をためらっている方はこちら
2こんな状態なら早めに相談したほうがいい
もし、次のうち2つ以上当てはまるなら、一人で抱え込むより先に相談したほうが整理しやすいと思います。
- 返済のために別の借入れをしている
- 利息だけでも苦しい
- 家賃や生活費まで借入れで回している
- パチンコ・スロットで負けを取り返そうとしてしまう
- 支払い日が来るのが怖い
- 借金のことばかり考えている
- 家族や会社にバレるのが不安
- 自己破産以外の方法も含めて比較したい
- 完済できる未来が見えない
借金問題は、放置すると状況が厳しくなりやすいです。
今すぐ自己破産するかどうかを決める必要はありません。
まずは、自分にどんな選択肢があるのかを確認することが大切です。
パチンコ・スロットの借金で苦しい方は、借金額・収入・借金の原因を整理して、
無料相談や借金減額シミュレーションで今の選択肢を確認してみてください。
9パチンコ・スロットの
借金でも、一人で
決めつけなくていい
僕は、パチンコ・スロットなどのギャンブルやFX、生活費の補填などで借金が940万円まで膨らみました。
当時は、ギャンブルが原因の借金なんて自己破産できないと思い込んでいました。
でも実際には、弁護士に相談し、必要な資料を集め、裁判所での手続きを進めた結果、僕の場合は免責許可決定の連絡を受けることができました。
もちろん、誰でも同じ結果になるとは限りません。
ギャンブルや浪費は免責不許可事由にあたる可能性がありますし、財産や借金の内容、手続きへの協力姿勢によって判断は変わります。
それでも、パチンコ・スロットの借金だから無理だと一人で決めつける必要はありません。
借金で毎日が苦しいなら、まずは状況を整理して、専門家に相談してみてください。
僕も最初は怖かったです。
でも、相談したことで、ようやく前に進むことができました。
自己破産は、人生の終わりではありません。
少なくとも僕にとっては、借金に追われる毎日から抜け出し、生活を立て直すためのスタートでした。
10よくある質問
FAQ
- Q1.パチンコやスロットの借金でも自己破産はできますか?
A.パチンコやスロットによる借金でも、事情によっては自己破産や免責が認められることがあります。ギャンブルは免責不許可事由になりうりますが、それだけで一律に無理と決まるわけではありません。
借金の経緯、現在の生活状況、反省や再建の姿勢なども含めて判断されます。
▶︎破産・免責手続きのあらまし|裁判所
- Q2.借金が940万円あっても自己破産できますか?
A.自己破産に、明確な借金額の上限があるわけではありません。
実際には、借金額そのものだけでなく、今の収入や支出で返済を続けられるかどうかが重要になります。
僕の場合は、借金940万円を抱えた状態で弁護士に相談し、最終的に自己破産の申立てへ進みました。
ただし、同じ金額でも、収入や財産、借金の内容によって判断は変わります。
▶︎破産・免責手続きについて|裁判所 - Q3.ギャンブル歴が長くても免責は認められますか?
A.ギャンブル歴が長いからといって、それだけで一律に免責が認められないと決まるわけではありません。
ただし、ギャンブルや浪費は免責不許可事由にあたる可能性があるため、借金の経緯やその後の対応、生活再建の姿勢などが見られます。
僕の場合も、パチンコ・スロットなどのギャンブルやFXが原因に含まれていたため、正直に説明し、必要な資料を提出しながら手続きを進めました。 - Q4.自己破産後も普通の生活はできますか?
A.制約はありますが、生活そのものができなくなるわけではありません。
自己破産後は、クレジットカードやローンの審査に通りにくくなることがあります。
ただ、現金や口座引き落とし中心の生活に切り替えれば、日常生活を続けることはできます。
僕自身も、借金に追われる生活より、ずっと落ち着いて暮らせるようになりました。
▶︎参考:自己破産の登録は何年間ですか?|CIC
▶︎参考:センターの概要|全国銀行個人信用情報センター - Q5.ギャンブルの借金を家族に知られずに手続きできますか?
A.ケースによります。
一人暮らしか同居か、提出書類、郵便物、財産の状況、家族名義のものとの関係などによって、知られる可能性は変わります。
また、自己破産は官報に掲載される手続きです。
そのため、絶対にバレないとは言い切れません。
ただし、必要以上に周囲へ通知される手続きではないため、まずは弁護士に自分の状況を話して、どこにリスクがあるのか確認することが大切です。 - Q6.自己破産するとパチンコ店に入れなくなりますか?
A.通常、自己破産したことだけを理由に、パチンコ店への出入りが法律上制限されるわけではありません。
ただし、生活を立て直すためには、ギャンブルから距離を置いたほうがよい場合があります。
僕自身も、また同じ失敗を繰り返したくないと思い、パチンコ店の近くを通らない、アプリを消す、現金中心にするなど、ギャンブルをしにくい環境作りを意識しました。
この記事は僕の実体験をもとに書いていますが、制度の基本部分は裁判所や法テラスなどの公的情報も確認しながらまとめています
▶︎参考:破産・免責手続のあらまし|裁判所
▶︎参考:よくある質問|東京地方裁判所
▶︎参考:裁判手続 民事事件Q&A|裁判所
▶︎参考:自己破産 費用の目安|法テラス
▶︎参考:弁護士・司法書士費用等の立替制度のご利用の流れ|法テラス
▶︎参考:自己破産の登録は何年間ですか?|CIC







