
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。この記事は、僕自身の自己破産経験と公的情報をもとにした一般的な内容です。借金額、収入、財産、借金の理由、家族構成、裁判所の運用などによって判断は変わります。具体的な判断は、弁護士・司法書士などの専門家に相談してください。
借金が940万円まで膨らんだとき、僕は本気で人生が終わったと思っていました。
原因は、パチンコ・パチスロなどのギャンブル、FX、浪費、生活費や交際費の補填です。
最初から940万円の借金があったわけではありません。
少しだけ借りる。
負けた分を取り返そうとする。
生活費が足りなくなって、また借りる。
返済のために借りる。
そして、またギャンブルに使う。
この繰り返しでした。
借金が増えていることは、頭ではわかっていました。
でも、もう普通の判断ができなくなっていました。
次に勝てば取り返せる。
今月だけ乗り切ればなんとかなる。
給料日が来ればどうにかなる。
親に頼めば、まだなんとかなる。
そうやって現実から逃げ続けた結果、残ったのは940万円の借金でした。
2023年7月29日。
僕は自己破産を決断しました。
ただ、前向きな決断ではありませんでした。
自己破産なんてしたら人生が終わる。
ギャンブルの借金では認められない。
弁護士に軽蔑される。
会社にも家族にも全部バレる。
もう普通の人間ではなくなる。
そんな恐怖でいっぱいでした。
それでも、もう利息すら払えませんでした。
家賃も払えない。
親にもこれ以上頼れない。
給料が入っても返済で消える。
それでも元金はほとんど減らない。
日記には、残る道は死か自己破産しかない、というようなことを書いていました。
今読み返しても、かなり危ない状態だったと思います。
この記事では、僕がギャンブルなどで940万円の借金を抱え、自己破産を決断し、東京地方裁判所への申立て、破産管財人との面談、債権者集会、免責許可決定の連絡を受けるまでの流れを、できるだけ正直に書いていきます。
これは、きれいな成功談ではありません。
情けない話もあります。
恥ずかしい話もあります。
自分でも最低だと思う話もあります。
それでも書くのは、今まさにギャンブルの借金で追い詰められている人に、ひとつだけ伝えたいからです。
ギャンブルの借金だからといって、ひとりで人生を終わらせないでください。
僕はギャンブルや浪費で940万円の借金を作りました。
管財事件にもなりました。
破産管財人との面談も、債権者集会も経験しました。
それでも、弁護士に相談し、必要な資料を集め、手続きに協力した結果、2024年5月22日に免責許可決定の連絡を受けることができました。
もちろん、誰でも同じ結果になるわけではありません。
借金の理由、金額、財産、収入、支出、手続きへの協力状況、生活を立て直す姿勢などによって判断は変わります。
だからこそ、この記事は僕の場合の体験談として読んでください。
最終的な判断は、弁護士・司法書士などの専門家に相談してください。
- 僕はパチンコ・パチスロなどのギャンブル、FX、浪費、生活費の補填などで、借金が940万円まで膨らみました。
- 2023年7月29日に自己破産を決断し、弁護士に相談しました。
- 僕の場合は、ギャンブルや浪費が原因に含まれていたため、弁護士から管財事件になる可能性が高いと説明され、実際に管財事件として進みました。
- 2024年2月20日に東京地方裁判所へ自己破産の申立てが受理されました。
- 2024年2月27日に破産管財人との面談がありました。
- 2024年5月10日に債権者集会があり、2024年5月22日に免責許可決定の連絡を受けました。
- 自己破産後しばらくは、クレジットカードやローンの審査に通りにくくなるなどの不便があります。
- それでも僕にとって自己破産は、借金に追われる生活から抜け出す大きなきっかけになりました。
- ギャンブルの借金だから無理と決めつけず、まずは専門家に相談してほしいです。
ここまで読んでくれた方の中には、
「自分も自己破産できるのかな」
「ギャンブルの借金でも本当に大丈夫なのかな」
「費用や家族への影響が不安」
「自己破産以外の方法もあるのかな」
と感じている方もいると思います。
僕の体験談は、あくまで僕の場合の話です。
借金額、収入、財産、借金の理由、家族構成、裁判所の判断によって、進み方は変わります。
なので、次は自分の不安に近い記事から読んでみてください。

も く じ
- 1 気づけば借金940万円。 僕が自己破産を 決断するまで
- 22023年7月29日、 自己破産を決断した日
- 3僕の場合は 管財事件に なった
- 4自己破産の 準備は、想像以上に 大変だった
- 5自己破産費用の 積立ても大きな 負担だった
- 6会社にバレる かもしれない 不安もあった
- 72024年2月20日、 東京地方裁判所へ 自己破産を申し立てた
- 82024年2月27日、 破産管財人との面談
- 92024年5月10日、 債権者集会の日
- 102024年5月22日、 免責許可決定の 連絡を受けた
- 11最後の弁護士 事務所訪問と、 戻ってきたお金
- 12自己破産後、 久しぶりに d払いを使った日
- 13自己破産して、 人生は 終わったのか
- 14ギャンブルの 借金で自己破産を 考えている人へ
- 15相談前に 整理しておくと いいこと
- 16ギャンブルの借金 だからといって、 人生を諦めないでほしい
- 17よくある質問 FAQ
1 気づけば借金940万円。
僕が自己破産を
決断するまで
最初から、自己破産を考えていたわけではありません。
むしろ、自己破産だけは絶対にしたくないと思っていました。
自己破産をしたら、社会から外れる。
普通の人間ではなくなる。
会社にも家族にも全部バレる。
人生が終わる。
本気でそう思っていました。
でも、実際には自己破産を避けようとしていた時間のほうが、僕の生活を壊していきました。
1最初は少し借りるだけのつもりだった
借金の始まりは、少しずつでした。
遊び。
生活費。
交際費。
FX。
ギャンブル。
最初は、給料が入れば返せると思っていました。
数万円なら大丈夫。
今月だけ乗り切ればいい。
少し勝てば戻せる。
次のボーナスでまとめて返せる。
そんな考えでした。
でも、借金はそこで止まりませんでした。
負けた分を取り返すために、さらに借りる。
返済で生活費が足りなくなって、また借りる。
借りたお金でギャンブルをする。
少し勝つと、人生がうまくいっているような錯覚をする。
でも、すぐに全部なくなる。
その繰り返しでした。
今振り返ると、借金の金額そのものよりも怖いのは、自分の感覚が完全に麻痺していたことです。
普通なら立ち止まる場面で、僕は立ち止まれませんでした。

2最後の30万円もギャンブルに使ってしまった
自己破産を決断する直前、僕は最後の悪あがきをしていました。
なんとか30万円をかき集めて、またギャンブルで勝負しました。
これがダメなら本当に終わり。
頭ではわかっていました。
でも、身体が言うことを聞きませんでした。
結果は、負け。
資金は底をつきました。
もう利息すら払えない。
家賃も払えない。
親にもこれ以上頼れない。
新たな借入れも難しい。
そのときの借金総額は940万円。
ようやく僕は、自分だけではもうどうにもならないと認めるしかありませんでした。

22023年7月29日、
自己破産を決断した日
2023年7月29日。
僕は自己破産を決断しました。
ただ、決断したと言っても、腹をくくって前向きに進んだわけではありません。
むしろ、怖くて仕方ありませんでした。
自己破産なんてしたら人生が終わる。
ギャンブルの借金では無理に決まっている。
弁護士に怒られる。
家族や会社にバレる。
自分はもう普通の人間ではなくなる。
そんなことばかり考えていました。

1死ぬか自己破産か、というところまで追い詰められていた
当時の僕は、冷静ではありませんでした。
借金940万円。
利息も払えない。
家賃も危ない。
親にもこれ以上頼れない。
給料が入っても返済で消える。
でも、返済しても元金はほとんど減らない。
残っている選択肢が、もう見えませんでした。
日記には、残る道は死か自己破産しかない、というようなことを書いていました。
今読み返しても、かなり危ない状態だったと思います。
でも、そこで法律事務所に連絡しました。
最初は、ギャンブルによる借金では自己破産できないと思っていました。
それでも、行くだけ行ってみようと思いました。
期待というより、最後の確認に近かったかもしれません。
2弁護士相談は、少なくとも僕の場合は怒られる場所ではなかった
法律事務所に行くのは、本当に怖かったです。
こんな普通の人間が行く場所ではない。
弁護士に軽蔑される。
ギャンブルの借金なんて相手にされない。
自業自得だと言われる。
そんなふうに思っていました。
でも、少なくとも僕の場合、弁護士は頭ごなしに責めるのではなく、僕の話を聞いてくれました。
借金額。
借入先。
収入。
支出。
財産。
借金の理由。
家族や会社に知られたくない事情。
感情的に責められるというより、現状をひとつずつ整理していく時間でした。
その中で、任意整理、個人再生、自己破産の違いも説明されました。
僕の場合、借金総額は940万円。
収入から考えて、返済を続けるのは現実的ではありませんでした。
その結果、自己破産を検討する流れになりました。
もちろん、相談した人が全員自己破産になるわけではありません。
任意整理が合う人もいます。
個人再生が合う人もいます。
自己破産を検討したほうがいい人もいます。
だからこそ、自分だけで自己破産しかない、自己破産は無理、と決めつけるのではなく、専門家に状況を見てもらうことが大事だと思います。
▶︎参考:法律相談|日本弁護士連合会
返済しても元金が減らない、支払い日が近づくたびに苦しいという人は、まず自分に合う解決方法を確認してみてください。
「自己破産するしかない」と思う前に|あなたに合った借金解決策をチェック

3僕の場合は
管財事件に
なった
僕の場合、自己破産は管財事件として進みました。
理由は、借金の原因にギャンブル、浪費、FXなどが含まれていたからです。
ただし、ここは誤解しないでください。
ギャンブルや浪費があるから、必ず管財事件になると決まっているわけではありません。
財産の状況、借金の経緯、裁判所の運用、弁護士の判断などによって変わります。
僕の場合は、弁護士から管財事件になる可能性が高いと説明を受け、実際に破産管財人がつく手続きになりました。
1管財事件と聞いたときは本当に怖かった
管財事件と聞いたとき、僕はかなり怖くなりました。
破産管財人。
免責不許可事由。
財産調査。
郵便物の転送。
引越しや旅行の制限。
債権者集会。
聞いたことのない言葉が次々に出てきて、正直、気が遠くなりました。
自分の借金の理由を細かく見られる。
お金の流れを確認される。
生活まで調べられる。
本当に免責されるのか分からない。
そんな不安でいっぱいでした。
でも今振り返ると、管財事件は罰ではありません。
財産や借金の経緯を確認し、免責を認めてよいかを判断するための手続きです。
とはいえ、経験している最中はそんなふうに冷静には考えられませんでした。

2ギャンブルや浪費は免責の判断で問題になることがある
ギャンブルや浪費で借金を作った場合、免責の判断で問題になることがあります。
僕もここが一番怖かったです。
ギャンブルで借金を作った時点で、もう自己破産は無理だと思っていました。
ただし、ギャンブルや浪費があるからといって、必ず免責されないと決まるわけではありません。
法テラスでも、ギャンブルや過度な買い物などは免責決定がされない場合の例として挙げられています。一方で、事情によって裁判所が免責を許可することがあるとも説明されています。
▶︎参考:自己破産で免責決定がされないのは、どういう場合ですか。|法テラス
▶︎参考:債務、貸付|法テラス
僕の場合も、ギャンブルや浪費がありましたが、必要な資料を出し、破産管財人との面談や債権者集会を経て、最終的に免責許可決定の連絡を受けました。
ただし、これは僕の場合です。
誰でも同じように進むとは限りません。
だからこそ、ギャンブルの借金がある人ほど、自己判断せず、弁護士に正直に話すことが大切です。
ギャンブルの借金でも自己破産できる?免責される条件と裁量免責を経験者が解説
4自己破産の
準備は、想像以上に
大変だった
弁護士に相談したら、あとは待っていれば自己破産が終わる。
当時の僕は、どこかでそんなふうに思っていたかもしれません。
でも実際には、相談してからが本当のスタートでした。
12023年8月1日、必要書類集めが始まった
2023年8月1日。
前日に弁護士からもらった資料をもとに、必要書類集めを始めました。
僕が準備したものには、たとえば次のようなものがあります。
- 過去1年分の給与明細
- 過去2年分の源泉徴収票
- 退職金見込額が分かる資料
- 生命保険や火災保険の資料
- FXの取引履歴
- 銀行口座の入出金明細
- 家計簿
- 住民票
- 公共料金や携帯料金の支払い方法の変更
- ギャンブルに関係する資金移動の説明
やることは想像以上に多かったです。
しかも、ただ集めればいいわけではありません。
過去のお金の流れを確認し、不明なものがあれば説明できるようにする必要があります。
僕は通帳をきちんと記帳していなかったため、取引がまとめて記載されていたり、別途入出金明細を取り寄せたりする必要がありました。
この時点で、すでに自分のだらしなさを突きつけられているようでした。
▶︎参考:自己破産の手続について教えてください。|法テラス
2銀行に行くだけで、吐きそうなくらい怖かった
2023年8月17日。
大手銀行の入出金取引履歴を入手するため、午前半休を取って銀行へ行きました。
通帳は紛失。
約20年も記帳していない。
カードローンも契約していた。
受任通知後に口座が凍結されているかもしれない。
銀行の窓口に行くだけで、心臓がバクバクしていました。
自己破産のことが窓口の人にバレるのではないか。
口座が凍結されていて、明細を発行できないのではないか。
スタッフが何かを察したのではないか。
そんな不安が頭の中をぐるぐる回っていました。
キャッシュカードと本人確認書類を受付に預け、番号札を受け取って、窓口からの呼び出しを待ちました。
その時間が本当に長く感じました。
早くこの場所から逃げ出したい。
そう思っていました。
手続きの途中で、スタッフがバックヤードに戻って何かを確認しているように見えたときは、ああ、終わったなと思いました。
でも結局、通帳の再発行と入出金取引履歴の発行はできました。
日記には、生きた状態で悪夢を見ているようだ、と書いていました。
今思えば、かなり被害妄想も強かったと思います。
でも、当時の僕にとっては、銀行の窓口に座っているだけで逃げ出したいくらい苦しかったです。
3ライフラインの支払い変更にも追われた
自己破産の準備で地味に大変だったのが、支払い方法の変更です。
- 公共料金
- ネット回線
- 携帯電話
- サブスク
- その他の毎月の支払い
僕は、その多くをクレジットカード払いにしていました。
自己破産を進めるにあたって、クレジットカードは使えなくなります。
そのため、口座引き落としや別の支払い方法に変更する必要がありました。
これが思った以上に面倒でした。
どの支払いがどのカードに紐づいているのか。
どのサービスが毎月引き落とされているのか。
どの口座から支払うのか。
自分でも把握しきれていませんでした。
借金が膨らむ人の特徴のひとつは、お金の流れを見ないことだと思います。
少なくとも僕はそうでした。
カードで払えば、その場ではお金が減った感覚が薄い。
請求が来ても、最低限払えば何とかなると思う。
足りなければ借りればいいと思う。
その感覚が、生活全体に染みついていました。
自己破産の準備は、その曖昧さを全部洗い出す作業でもありました。
4キャリア決済にも注意が必要だった
2023年8月3日。
日記には、携帯キャリア決済について書いていました。
自己破産というと、クレジットカードやカードローンだけの話だと思っていました。
でも、実際にはそれだけではありません。
携帯料金の分割払いやキャリア決済も、状況によっては注意が必要になります。
僕の場合、幸いにも機種代の分割払いはありませんでした。
ただ、キャリア決済にはサブスクがいくつか紐づいていました。
それに気づいたときは焦りました。
こんなところにも支払いが残っていたのか。
そう思いました。
借金で追い詰められていると、毎月の小さな支払いまで把握できなくなります。
でも、自己破産の準備では、そういう支払いも見直す必要がありました。
5つみたてNISAとiDeCoの確認もあった
2023年8月4日。
日記には、つみたてNISAとiDeCoのことを書いていました。
当時の僕は、借金で自転車操業のような状態だったのに、つみたてNISAとiDeCoをしていました。
今考えると、かなりちぐはぐです。
将来のために積み立てをしている一方で、目の前の借金は増えている。
お金の管理が完全におかしくなっていました。
つみたてNISAについては、解約した資金が口座に振り込まれるまで受任通知を送れない金融機関がありました。
2023年8月24日。
ようやくつみたてNISA解約の資金が口座に振り込まれました。
その金融機関にもカードローンがありました。
他の金融機関やクレジットカード会社には受任通知が送付済みでしたが、そこだけは資金の動きの関係で遅れていました。
その間、催促の電話やハガキが来るたびに、胸が締め付けられるような気持ちでした。
一部の金融機関にだけ返済したと見られたらどうなるのか。
免責に悪い影響が出るのではないか。
毎日、口座を確認していました。
頭の片隅から不安が離れませんでした。
6住民票の変更で、だろうをやめようと思った
2023年9月18日。
僕は住民票の変更について日記を書いていました。
当時、実家から住所変更をしないまま、勤務先の近くで一人暮らしを続けていました。
会社にも、実際の住所をきちんと申告していませんでした。
これも、だろうで放置していたことのひとつです。
大丈夫だろう。
バレないだろう。
問題にならないだろう。
そうやって、都合の悪いことを先送りにしていました。
でも、自己破産の手続きを進める中で、そういう曖昧さは通用しないと痛感しました。
お金のことも、住所のことも、支払いのことも、だろうで済ませてきた結果が、940万円の借金でした。
この頃から、僕はだろうをやめないといけないと思うようになりました。
5自己破産費用の
積立ても大きな
負担だった
自己破産をするにも、お金が必要でした。
これも、相談する前の僕には大きな不安でした。
借金が返せないから自己破産を考えているのに、その自己破産にも費用がかかる。
正直、かなりきつかったです。
1冬のボーナス50万円をすべて振り込んだ
2023年12月15日。
日記には、冬のボーナスを自己破産の費用に充てたことを書いていました。
法律事務所に相談した時点で、自己破産にかかるおおまかな費用は70万円ほどと説明を受けていました。
最初に15万円を納め、その後は給料日に毎月5万円ずつ積み立てる形でした。
さらに、冬のボーナスも納めました。
冬のボーナスは50万円ほどでした。
その全てを弁護士事務所へ振り込みました。
正直、ボーナスを全部自己破産の費用に使うのは、複雑な気持ちでした。
でも一方で、少し清々しさもありました。
それまでの僕は、お金をお金として見ていませんでした。
借りられる枠。
ギャンブルに使う資金。
返済を先延ばしにするための手段。
そんなふうにしか考えられなくなっていました。
でも、自己破産の費用としてルールの中でお金を動かしていく中で、自分の金銭感覚がどれだけ狂っていたのかを実感しました。
汗水流して得たお金を、生活を立て直すために使う。
そう考えると、悲しいだけではありませんでした。
自己破産をして人生を立て直していくことを、少し前向きに捉えられるようになりました。
22024年1月、積立金は95万円に達した
2024年1月には、積立金の合計が95万円に達しました。
そのタイミングで、弁護士事務所から追加資料の提出を求められました。
期限切れになった住民票。
最新の口座明細。
10月から1月分の家計簿。
ギャンブルの資金移動に関係する明細。
平日は仕事があり、時間も限られていました。
それでも、2月9日までにポストへ投函する必要がありました。
なんとか資料を用意して提出しましたが、その後、家計簿の収支が合わないと連絡が入りました。
指摘された箇所を修正し、再提出しました。
このとき、僕は改めて思いました。
これを自分ひとりで全部やるのは無理だった。
もちろん、弁護士に依頼するには費用がかかります。
でも、僕の場合は、弁護士事務所に確認しながら進めていなければ、途中で何度もつまずいていたと思います。
自己破産の費用はいくら?弁護士・裁判所にかかるお金を解説
6会社にバレる
かもしれない
不安もあった
自己破産で一番怖かったことのひとつが、会社にバレることでした。
僕は会社員として働きながら、自己破産の手続きを進めました。
仕事を辞めるつもりはありませんでした。
でも、手続きの中で会社に関係する問題が出てきました。
1勤務先と関係のある金融機関から借入れがあった
僕の場合、勤務先と関係のある金融機関から借入れがありました。
この時点で、会社に知られるリスクが高くなることは分かっていました。
2024年1月31日。
日記には、会社にバレる致し方ないパターンとして、この件を書いています。
受任通知が金融機関に送られたことで、これまで会社経由で処理されていた部分に影響が出ました。
特に問題になったのが、交通費の振込先です。
僕は給与振込口座や交通費の受け取りに関係する部分でも、変更や説明が必要になりました。
2取締役に事情を話さなければならなかった
会社に知られるのが怖かった僕にとって、取締役に事情を話すのは本当にきついことでした。
『自己破産します。』
この言葉を会社の人に言うのは、できれば避けたかったです。
でも、口座や交通費の関係で、説明しなければならない場面が出てきました。
終わったと思いました。
評価が下がる。
信用を失う。
居場所がなくなる。
退職に追い込まれる。
そんなことばかり考えていました。
重い足取りで役員室のドアを叩きました。
そして、交通費の受け取り方法を変更したい事情を話しました。
結果として、取締役は話を聞いてくれました。
もちろん驚いていました。
でも、最後にはがんばってくれと声をかけてくれました。
この話は口外しないとも言ってくれました。
それでも、自己破産のことが社内のひとりに伝わったことは事実です。
不安は増えました。
ただ同時に、それまで自己破産が職場に広まっていなかったことも分かりました。
このとき僕は、自己破産は思っていたよりも周囲に分からないものなのかもしれない、と感じました。
もちろん、これは僕の場合です。
会社への影響が心配な人は、勤務先からの借入れ、給与口座、交通費、退職金資料、社内融資、労働組合や共済からの借入れなどがないか、早めに弁護士へ相談したほうがいいです。
会社員が自己破産したらクビになる?仕事への影響を徹底解説
72024年2月20日、
東京地方裁判所へ
自己破産を申し立てた
2024年2月16日。
弁護士事務所から電話がありました。
弁護士への業務の引き継ぎが無事に行われたという報告でした。
その後、弁護士が土日で最終的な資料チェックをし、2月19日か20日には東京地方裁判所へ自己破産の申立てを行いたいとのことでした。
いよいよだと思いました。
12024年2月19日、申立て前日のメール
弁護士からメールが入りました。
自己破産申立てのすべての準備が整ったため、翌日の2月20日に東京地方裁判所で申立てを行うという内容でした。
順調に進めば、2月28日に破産手続開始決定となる見込みだと説明されました。
そのとき、2つの注意点も伝えられました。
ひとつは、預金口座の残高についてです。
僕の場合、破産手続開始決定時の預金残高について、弁護士から20万円を超えないよう注意を受けました。
ただし、ここは事件の内容や裁判所の運用によって扱いが変わる可能性があります。
具体的には、必ず依頼先の弁護士に確認してください。
もうひとつは、破産管財人との面談です。
借金の主な原因にギャンブルがあるため、管財事件として進む見込みであり、破産手続開始決定の前に破産管財人の弁護士と面談する必要があると説明されました。
その結果、2024年2月27日が面談日になりました。
仕事の都合をつけ、有給を申請しました。
▶︎参考:破産手続開始・免責許可申立書|裁判所
自己破産にかかる期間はどれくらい?手続きのスケジュールを解説
22024年2月20日、申立てが受理された
2024年2月20日。
18時頃、弁護士からメールが入りました。
東京地方裁判所に自己破産の申立てを行い、受理されたとのことでした。
2023年7月31日に法律事務所へ相談してから、約7か月。
受任通知によって借金の支払いは止まっていたので、少し気持ちに余裕はありました。
でも、申立てとなると話は別です。
もう本当に自己破産の手続きに入ったんだ。
そう思いました。
▶︎参考:破産・免責手続のあらまし|裁判所

82024年2月27日、
破産管財人との面談
2024年2月27日。
破産管財人との面談の日です。
開始は15時。
14時50分に、破産管財人の弁護士事務所があるビルの1階で、担当弁護士と待ち合わせでした。
絶対に遅れるわけにはいかない。
そう思って、14時20分には到着していました。
1面談前から緊張で落ち着かなかった
破産管財人との面談。
言葉だけで怖かったです。
何を聞かれるのか。
怒られるのか。
免責されないと言われるのか。
ギャンブルのことを細かく責められるのか。
そんなことばかり考えていました。
面談前に担当弁護士と合流し、破産管財人の事務所へ向かう途中、いくつか注意点を聞きました。
僕のように管財事件として進む場合、手続き中の引越しや長期の旅行について、事前に確認や許可が必要になることがあること。
僕宛ての郵便物が破産管財人に転送されること。
手続きには正直に協力する必要があること。
聞けば聞くほど、緊張しました。
2面談は、想像していたより淡々と進んだ
実際の面談では、担当弁護士がかなり対応してくれました。
僕がすべてを一人で説明するというより、必要な確認を受けながら進んでいく形でした。
もちろん、怖くなかったわけではありません。
でも、想像していたように責め立てられる場ではありませんでした。
借金の経緯。
資料の内容。
今後の生活。
手続きへの協力。
そうしたことを確認する時間でした。
面談が終わったあと、少しだけ力が抜けました。
まだ免責が決まったわけではありません。
でも、大きな山をひとつ越えたような感覚はありました。
92024年5月10日、
債権者集会の日
2024年5月10日。
債権者集会の日が来ました。
前日の夜は、あまり眠れませんでした。
いよいよ裁判所に行く。
債権者が来るかもしれない。
怒られるかもしれない。
免責されないかもしれない。
そんな不安でいっぱいでした。
1服装すら不安だった
この日は有給休暇を使いました。
仕事が忙しい時期だったので、職場には迷惑をかけたと思います。
でも、行かないわけにはいきません。
服装にも悩みました。
仕事柄、普段スーツを着ることがほとんどありません。
10年以上前のスーツは、体型が変わって着られませんでした。
裁判所に行くのに、どんな格好なら失礼ではないのか。
場違いな服装だったらどうしよう。
そんなことまで気になりました。
借金のことだけでなく、服装ひとつでさえ不安になる。
当時の僕は、それくらい気持ちに余裕がありませんでした。
2債権者集会は想像より淡々と進んだ
実際の債権者集会は、想像していたよりも淡々と進みました。
僕が恐れていたように、誰かに激しく責められるような場ではありませんでした。
もちろん、緊張はしました。
でも、手続きは事務的に進みました。
あれほど怖がっていた時間が、意外なほど静かに過ぎていった感覚でした。
それでも、終わった瞬間はかなり疲れました。
自分がしてきたことの重さを、あらためて感じた日でもありました。
102024年5月22日、
免責許可決定の
連絡を受けた
2024年5月22日。
弁護士事務所からメールが届きました。
免責許可決定の連絡でした。
日記には、短くこう書いています。
免責許可がおりた!
やった!
本当に、その一言でした。
長かったです。
2023年7月29日に自己破産を決断してから、約10か月。
弁護士相談。
書類集め。
支払い方法の変更。
費用の積立て。
申立て。
破産管財人との面談。
債権者集会。
ずっと不安でした。
本当に免責されるのか。
ギャンブルの借金だからダメなのではないか。
どこかで何かが問題になるのではないか。
そう思い続けていました。
だから、免責許可決定の連絡を受けたときは、安心しました。
人生が一気に明るくなった、というより、長く続いていた重たいものが少し外れたような感覚でした。
▶︎参考:破産・免責手続のあらまし|裁判所
11最後の弁護士
事務所訪問と、
戻ってきたお金
2024年5月25日。
最後に弁護士事務所へ行きました。
預かり書類の引き取り。
預り金の精算。
今後の注意点の説明。
このとき、かかった費用を差し引いたうえで、24万円くらいが戻ってきました。
正直、驚きました。
自己破産の費用を積み立てていたので、お金が戻ってくるとは思っていませんでした。
もちろん、自己破産をしたことで、しばらくはクレジットカードやローンの審査に通りにくくなる可能性があります。
それは説明を受けました。
不便はあります。
でも、借金に追われ続ける生活に比べたら、僕にとっては大きな再スタートでした。
信用情報については、信用情報機関ごとに登録内容や登録期間の扱いが異なります。気になる方は、各機関の公式情報を確認してください。
▶︎参考:自己破産の登録は何年間ですか?|CIC
▶︎参考:JICCに登録されている信用情報は、どのくらいの期間登録されるのですか?|JICC
▶︎参考:センターの概要|全国銀行個人信用情報センター
12自己破産後、
久しぶりに
d払いを使った日
2024年5月26日。
日記に、久しぶりにd払いを使ったことを書いていました。
僕はドコモユーザーです。
自己破産をする前は、クレジットカードと連携してd払いを使っていました。
マックや松屋などで予約注文をすると、待ち時間なしでテイクアウトできます。
以前の僕は、そういう便利さを深く考えずに使っていました。
でも自己破産後は違いました。
僕の場合、クレジットカードを使えなくなったため、以前のようにクレジットカード連携で支払うことはできませんでした。
携帯料金合算払いを使う形になります。
ただ、それも使い方を間違えれば、また支払いに追われる原因になります。
便利だからこそ、気をつけないといけない。
そう思うようになりました。
自己破産をしたからといって、お金の問題が自動的に全部解決するわけではありません。
むしろ大事なのは、その後の生活です。
僕は、借金がなくなったあとも、お金との向き合い方を変えないとまた同じことを繰り返すと思いました。
自己破産後に借金を繰り返さないために|940万円自己破産した僕の生活改善マニュアル
13自己破産して、
人生は
終わったのか
自己破産する前、僕は本気で人生が終わると思っていました。
でも、実際には終わりませんでした。
仕事は続けています。
家にも住んでいます。
普通に生活しています。
ご飯も食べます。
笑う日もあります。
もちろん、不便はあります。
自己破産後しばらくは、信用情報の影響によりクレジットカードやローンの審査に通りにくくなることがあります。
借金を作った過去が消えるわけでもありません。
自分がしたことの責任も残ります。
でも、毎月返済に追われていた頃より、生活はずっと落ち着きました。
スマホの通知に怯えることが減りました。
給料日なのにすぐお金が消える感覚もなくなりました。
家賃や生活費を先に考えるようになりました。
自分のお金の流れを見るようになりました。
自己破産は、人生を全部きれいにしてくれる魔法ではありません。
でも、僕にとっては、借金に支配されていた生活を止めるきっかけになりました。
自己破産したら人生終わり?940万円の借金を経験した僕のその後

14ギャンブルの
借金で自己破産を
考えている人へ
今、ギャンブルの借金で苦しんでいる人に伝えたいことがあります。
まず、ひとりで抱え込まないでください。
僕は、ギャンブルで借金を作った自分をずっと責めていました。
自業自得。
クズ。
誰にも相談する資格がない。
助けてもらう価値がない。
そう思っていました。
でも、そうやって一人で抱え込んでいる間にも、借金は増えました。
利息も増えました。
生活は壊れていきました。
判断力も落ちていきました。
ギャンブルの借金だから、相談してはいけないわけではありません。
むしろ、ギャンブルの借金だからこそ、早く相談したほうがいいです。
自分だけで判断すると、都合のいい方向に考えてしまいます。
次に勝てば返せる。
ボーナスで何とかなる。
親に頼めばまだいける。
もう少しだけ借りれば乗り切れる。
僕は、その考えで940万円まで行きました。
だからこそ、今同じように苦しんでいる人には、できるだけ早く専門家に相談してほしいです。
ギャンブルや浪費の借金で相談するのが怖い人は、まず匿名で使える借金減額シミュレーションや無料相談で、自分の場合にどんな選択肢があるのか確認してみてください。
15相談前に
整理しておくと
いいこと
法律事務所に相談するとき、完璧に準備していなくても大丈夫です。
ただ、できる範囲で整理しておくと話が進みやすいです。
たとえば、次のようなことです。
- 借入先
- 借金の総額
- 毎月の返済額
- 収入
- 家賃や生活費
- 財産
- 給与振込口座
- 家族や会社に知られたくない事情
- 借金の原因
- ギャンブルや浪費の有無
- いつから返済が苦しくなったか
僕は最初、自分の借金を正確に把握することすらできていませんでした。
でも、弁護士と一緒に整理していく中で、ようやく現実を見られるようになりました。
大事なのは、隠さないことです。
ギャンブルのこと。
浪費のこと。
FXのこと。
親から借りたお金のこと。
最後に30万円をギャンブルに使ってしまったこと。
言いたくないことほど、早めに話したほうがいいです。
あとから分かると、手続きに影響する可能性があります。
僕も恥ずかしかったです。
でも、正直に話すしかありませんでした。
返済額や借入先を自分で整理しきれない人は、相談前に借金額をざっくり入力できる診断サービスを使って、今の状況を見える化しておくのも一つの方法です。
16ギャンブルの借金
だからといって、
人生を諦めないでほしい
僕は、ギャンブル、FX、浪費、生活費の補填などで940万円の借金を作りました。
最後の30万円までギャンブルに使ってしまいました。
自己破産を決断したときは、人生が終わったと思っていました。
でも、弁護士に相談し、書類を集め、破産管財人との面談や債権者集会を経て、2024年5月22日に免責許可決定の連絡を受けました。
自己破産は、楽な手続きではありません。
恥ずかしいこともあります。
怖いこともあります。
不便もあります。
でも、借金で生活が壊れそうになっている人にとっては、再スタートのきっかけになることがあります。
ギャンブルの借金だから無理。
浪費した自分が悪い。
誰にも相談できない。
そう思っている人ほど、一度専門家に相談してみてください。
僕は、もっと早く相談していればよかったと思っています。
あなたが今、同じように追い詰められているなら、ひとりで抱え込まないでください。
自己破産は人生の終わりではありません。
少なくとも僕にとっては、もう一度ちゃんと生き直すためのスタートでした。
借金の返済が限界に近い人は、まず無料相談や借金減額シミュレーションで、自己破産以外の選択肢も含めて確認してみてください。
17よくある質問
FAQ
- Q1.ギャンブルの借金でも自己破産できる可能性はありますか?
A.可能性はあります。
ただし、ギャンブルや浪費は免責の判断で問題になることがあります。
僕の場合も、ギャンブルや浪費が原因に含まれていたため、管財事件として進みました。
最終的には免責許可決定の連絡を受けましたが、誰でも同じ結果になるわけではありません。
自己判断せず、弁護士・司法書士などの専門家に相談してください。 - Q2.940万円の借金でも自己破産できましたか?
A.僕の場合は、940万円の借金で自己破産を申し立て、最終的に免責許可決定の連絡を受けました。
ただし、借金額だけで決まるわけではありません。
収入、財産、家計、借金の原因、手続きへの協力状況などによって判断は変わります。 - Q3.自己破産の手続きはどのくらいかかりましたか?
A.僕の場合は、2023年7月29日に自己破産を決断し、2024年5月22日に免責許可決定の連絡を受けました。
およそ10か月です。
ただし、手続き期間は人によって違います。
同時廃止事件か管財事件か、書類の準備状況、裁判所の運用などによって変わります。 - Q4.債権者集会は怖かったですか?
A.行く前は本当に怖かったです。
債権者に責められるのではないか、免責されないのではないかと不安でした。
ただ、実際には想像していたよりも淡々と進みました。
もちろん緊張はしましたが、怒鳴られたり責め立てられたりする場ではありませんでした。
これも僕の場合の体験です。 - Q5.自己破産後の生活はどうなりましたか?
A.クレジットカードやローンの審査に通りにくくなるなど、不便はあります。
でも、借金の返済に追われる生活からは抜け出せました。
給料が入っても返済で消える生活ではなくなり、お金の流れを見るようになりました。
僕にとって自己破産は、人生の終わりではなく、生活を立て直すきっかけでした。
▶︎参考:破産・免責手続のあらまし|裁判所
▶︎参考:自己破産で免責決定がされないのは、どういう場合ですか。|法テラス
▶︎参考:債務、貸付|法テラス
▶︎参考:破産法|e-Gov法令検索
▶︎参考:法律相談|日本弁護士連合会
▶︎参考:自己破産の登録は何年間ですか?|CIC
▶︎参考:JICCに登録されている信用情報は、どのくらいの期間登録されるのですか?|JICC
この記事は、自己破産を経験した運営者の実体験と、公的機関・法律情報をもとに作成しています。
ただし、自己破産・債務整理の判断は、借金額、収入、財産、家族構成、借金の理由、住んでいる地域、申立てをする裁判所によって変わる場合があります。
この記事は一般的な情報提供であり、個別の法律判断ではありません。実際に手続きを検討する場合は、弁護士・司法書士・法テラスなどに相談してください。
最終確認日:2026年6月24日








