【6-3】自己破産したら人生終わり?940万円の借金を経験した僕のその後

己破産と聞くと、多くの人が人生の終わりだと感じるかもしれません。
僕も同じように思っていました。

僕は38歳のとき、ギャンブルや浪費などが重なり、借金が940万円まで膨らみました。

返済のめどは立たず、給料日が来てもすぐ返済で消えていく。
口座残高を見るのも怖い。
スマホに通知が来るだけで、督促や支払いの連絡じゃないかと胸がざわつく。

そんな毎日を過ごしていました。

当時の僕は、本気で人生が終わったと思っていました。

自己破産をしたら社会的に終わる。
会社にバレる。
家族に迷惑をかける。
賃貸に住み続けられなくなるかもしれない。
クレジットカードもローンも使えなくなる。
ギャンブルや浪費が原因だから、そもそも自己破産できないかもしれない。

そんな不安で頭がいっぱいでした。

でも、実際に自己破産を経験した今、振り返ってみると、その考えは借金に追い詰められていた僕の思い込みだったと感じています。

もちろん、自己破産は軽い決断ではありません。
信用情報への影響もありますし、手続き中に不安になる場面もありました。僕の場合は管財事件になり、破産管財人との面談や債権者集会も経験しました。

それでも、少なくとも僕にとって自己破産は人生の終わりではなく、生活を立て直すための大きなきっかけでした。

この記事では、自己破産を経験した僕が、借金に苦しんだ日々、弁護士への相談、自己破産の手続き、そして免責許可決定を受けた後の生活について、できるだけリアルにお伝えします。

自己破産に不安や疑問を抱えている方が、少しでも前向きに行動できるよう、僕の経験が役に立てばうれしいです。
※状況によって手続きや影響の出方は変わります。最終的には、弁護士などの専門家に確認してくださいね。

先に結論

自己破産は、僕にとって人生の終わりではありませんでした。

僕は38歳のとき、ギャンブルや浪費が重なり、借金が940万円まで膨らみました。
当時は、本気で人生が終わったと思っていました。

でも、弁護士に相談し、必要な書類を集め、2024年2月20日に東京地方裁判所へ自己破産を申し立てました。

その後、破産管財人との面談、債権者集会を経て、2024年5月22日に弁護士事務所から免責許可決定の連絡を受けました。

もちろん、自己破産には信用情報への影響などのデメリットがあります。
僕の場合は管財事件になったため、破産管財人との面談や債権者集会もありました。手続き中は、引越しや長期の旅行、郵便物の転送などについても説明を受けました。

それでも僕の場合は、借金に追われる毎日から抜け出し、普通の生活を取り戻すための大きな一歩になりました。

自己破産をするかどうかは、今すぐ決めなくても大丈夫です。
まずは、自分の借金がどんな状態なのか、任意整理や個人再生など他の方法が使えるのか、自己破産を考える段階なのかを整理することが大切です。

自己破産したら人生終わりと決めつける前に、専門家へ相談してみることが、立て直しの第一歩になると思います。

僕の自己破産の流れ

僕の場合、自己破産は一日で終わるものではありませんでした。
弁護士に相談してから、書類を集め、申立てをして、免責許可決定の連絡を受けるまで、いくつもの段階がありました。

大まかな流れは、次のような感じです。

  • 2023年7月:自己破産を決意
  • 2023年8月:弁護士相談後、書類集めや支払い方法の変更を進める
  • 2023年9月:住民票の変更
  • 2023年12月:冬のボーナスを自己破産費用へ充てる
  • 2024年1月:積立金95万円、追加資料の準備
  • 2024年2月20日:東京地方裁判所へ自己破産を申立て
  • 2024年2月27日:破産管財人との面談
  • 2024年5月10日:債権者集会
  • 2024年5月22日:免責許可決定の連絡
  • 2024年5月25日:弁護士事務所で預かり書類や預り金の精算

この流れは、あくまで僕の場合です。
自己破産の進み方や期間は、借金の原因、財産の状況、裁判所の運用、同時廃止か管財事件かなどによって変わります。

 

【自己破産したら本当に人生終わり?実際に経験してわかったこと】の挿絵01

1自己破産したら人生終わり…
っていた体験談

自己破産したら人生が終わる。

僕は本気でそう思っていました。

自己破産をすれば、社会的に終わる。
周囲に知られて、まともに生きていけなくなる。
もう普通の人間ではいられなくなる。

当時の僕は、そんなふうに思い込んでいました。

でも、実際に経験してみると、それは借金に追い詰められていた僕の不安が、大きく膨らませていたものだったと感じています。

自己破産後の生活全体の影響についてはこちらの記事でも詳しく解説しています

1 900万円の借金で人生詰んだと思った日

金が940万円まで膨らんだとき、僕はもう人生が詰んだと感じました。

借金の原因は、ギャンブルや浪費でした。
最初は少しだけ、すぐ返せると思っていたのに、気づけば返済のためにまた借りるようになっていました。

毎月の支払いをどうにかするためにお金を工面して、足りなくなればまた別のところから借りる。
完全に悪循環でした。

給料日が来ても、安心できませんでした。
入金されたお金は、生活費というより返済のために消えていく感覚でした。

口座残高を見るのが怖い。
支払い日が近づくたびに胃が重くなる。
スマホに通知が来るだけで、督促やカード会社からの連絡ではないかとビクッとする。

そんな状態でした。

仕事中も、頭の片隅ではずっと次の返済をどうしようと考えていました。
人と話していても、心から笑えない。
家に帰っても、借金のことが頭から離れない。

眠れない夜もありましたし、このまま人生が終わってしまうのかと考えることも増えていきました。

そんな中で、ふと自己破産という言葉が頭に浮かびました。

でも、最初は怖くて仕方がなかったです。

自己破産したら人生終わり。
会社にバレるんじゃないか。
家族に迷惑がかかるんじゃないか。
ギャンブルが原因だから、そもそも認められないんじゃないか。

そんな不安ばかりが頭を巡って、なかなか決断できませんでした。

ただ、このままではどうにもならない。
そう思った僕は、藁にもすがる思いで弁護士に相談することを決めました。

※ギャンブルや浪費が原因の借金は、免責の判断で問題になることがあります。
破産手続では、収入の範囲を超えて浪費やギャンブルなどに多くのお金を使い、借金を増やしたような場合、免責不許可事由として問題になることがあります。

ただし、ギャンブルや浪費が原因だからといって、必ず免責されないと決まっているわけではありません。
事情を正直に説明し、反省や生活改善の姿勢を示したうえで、裁判所の判断により免責が認められるケースもあります。

僕もまずは弁護士に正直に事情を話して、相談しながら進めました。
▶︎参考:破産・免責手続のあらまし|裁判所

2 弁護士相談の決断と自己破産を選んだ理由

弁護士に相談しようと決めたのは、もう自分ひとりではどうにもならないところまで追い込まれていたからです。

当時の僕は、借金のことを考えるだけで気持ちが沈んでいました。
督促の電話やハガキが来るたびに、胸が締め付けられるような感覚がありました。

こんな状態で相談しても、怒られるんじゃないか。
ギャンブルで借金を作った自分なんて、相手にしてもらえないんじゃないか。
クズだと思われるんじゃないか。

そんな不安が強かったです。

それでも、このまま何もしなければ状況は悪くなるだけだと思い、法律事務所に相談しました。

相談前は、自己破産について何度も検索しました。

自己破産 人生終わり。
自己破産 会社にバレる。
ギャンブル 自己破産 できない。
家族に迷惑。
費用が払えない。

不安な言葉ばかり検索しては、さらに不安になっていました。

弁護士事務所へ行くまでは、本当に怖かったです。
自分の借金のことを誰かに話すのは、かなり勇気がいりました。

でも、実際に相談してみると、弁護士は冷たくあしらうどころか、落ち着いて話を聞いてくれました。

借金の金額、原因、収入、生活状況、家族への影響など、ひとつずつ整理してくれました。
そのうえで、自己破産は人生を終わらせるためのものではなく、生活を立て直すための制度でもある、という趣旨の説明を受けました。

そのとき、張り詰めていたものが少しだけ緩んだのを覚えています。

自己破産=人生の終わりだと思っていた僕にとって、専門家から冷静に説明してもらえたことは大きかったです。

借金の重圧から解放される可能性がある。
もう一度、普通の生活を取り戻せるかもしれない。

そう思えたことで、僕は自己破産という選択肢を現実的に考え始めました。
▶︎参考:自己破産|法テラス

【自己破産したら本当に人生終わり?実際に経験してわかったこと】の挿絵02

3 自己破産を決めたときに感じたこと

自己破産の手続きを進めると決めたとき、正直なところ、不安と安堵の両方がありました。

これで借金から解放されるかもしれないという気持ち。
でも同時に、本当にこれでよかったのかという迷いもありました。

自己破産をすれば、クレジットカードは使いにくくなります。
ローンも組みにくくなります。
信用情報にも影響が出ます。

それでも、当時の僕にとっては、返せない借金を抱えたまま毎日を過ごし続ける方が、はるかに苦しかったです。

自己破産を決めてからも、手続きは簡単ではありませんでした。
銀行口座の履歴、家計の状況、給与明細、住民票、保険、つみたてNISAやiDeCoに関する確認など、いろいろな書類を集める必要がありました。

正直、面倒だと思うこともありました。
不安で押しつぶされそうになることもありました。

でも、書類をひとつ集めるたびに、少しずつ前に進んでいる感覚もありました。

借金から逃げていた頃は、何も変わりませんでした。
でも、弁護士に相談して、必要なものを準備して、手続きを進めていると、今、自分は人生を立て直すために動いているんだと思えるようになっていきました。

僕の場合、
2023年7月に自己破産を決意し、2024年2月20日に東京地方裁判所へ申立てをしました。
その後、2024年2月27日に破産管財人との面談があり、2024年5月10日に債権者集会、2024年5月22日に免責許可決定の連絡を受けました。

振り返ると、自己破産は一瞬で人生が変わる魔法ではありません。
でも、借金で身動きが取れなくなっていた僕にとっては、前に進むための現実的な手段でした。

 

 

2自己破産=人生終了
本当なのか?リアル実情

己破産をすると人生が終わると考える人は多いと思います。
僕も手続き前はそう思っていました。

でも、実際に自己破産を経験してみると、少なくとも僕の場合は人生終了というより、生活を立て直すための選択肢でした。

ここからは、手続きを経て感じたメリット・デメリットや、仕事・住まい・家族への影響について、体験ベースでお伝えします。

※影響の出方は状況によって変わります。気になる点は、弁護士などの専門家に確認してくださいね。

1自己破産後に感じたメリットとデメリット

己破産をして、僕がいちばん大きく感じたメリットは、借金の返済に追われる生活から解放されたことです。

正確に言うと、裁判所から免責許可決定が出て、その後に不服申立てなどがなく決定が確定すると、税金や養育費などの非免責債権を除き、多くの借金について法律上の返済義務がなくなります。

僕の場合は、2024年5月22日に弁護士事務所から免責許可決定の連絡を受けました。

それまでの僕は、給料日が来ても気持ちが晴れませんでした。
今月いくら残るかではなく、どこにいくら返すかばかり考えていたからです。

返済日が近づくと気持ちが重くなり、足りない分をどうするかばかり考えていました。
生活費のためのお金なのか、返済のためのお金なのか、自分でもわからなくなっていました。

でも、自己破産の手続きを進め、最終的に免責許可決定の連絡を受けたことで、その重圧から少しずつ離れることができました。

今月をどう乗り切るかだけではなく、来月からどう整えるかを考えられるようになった。
これは、僕にとってかなり大きな変化でした。

もちろん、自己破産にはデメリットもあります。

たとえば、
クレジットカードが作りにくくなること。
ローンが組みにくくなること。
信用情報に影響が出ること。
官報に住所や氏名が掲載されること。
手続き中に、職業・転居・長期旅行などで一定の制限を受ける場合があること。

僕も、自己破産後はクレジットカードに頼らない生活になりました。
現金払いを中心にしたり、必要に応じてデビットカードを使ったりして対応しています。

最初は不便に感じました。
ネット決済やサブスクの支払いで、クレジットカードが使えない不便さを感じる場面もありました。

でも、借金をしない生活に慣れていくと、持っているお金の範囲で暮らすという感覚が少しずつ身についていきました。

また、自己破産をすると、一部の職業では手続き中に資格や業務に制限が出る場合があります。
ただし、すべての仕事に影響が出るわけではありません。

僕の場合、当時の仕事を続けるうえで、大きな支障はありませんでした。
とはいえ、職種や勤務先、資格の有無によって変わる部分なので、ここは自己判断せずに専門家へ確認した方が安心です。
▶︎参考:自己破産のメリット・デメリットは何ですか|法テラス

【自己破産したら本当に人生終わり?実際に経験してわかったこと】の挿絵04

3自己破産しても仕事は続けられた?

己破産前に特に不安だったのが、仕事への影響です。

会社にバレるんじゃないか。
仕事を辞めなければいけないんじゃないか。
今まで通り働けなくなるんじゃないか。

そんな不安がありました。

でも、僕の場合は、自己破産をしても仕事はそのまま続けられました。
毎日会社へ行き、普通に働き、給料をもらう生活は続きました。

ただし、完全に会社に関係する場面がなかったわけではありません。

僕の場合、勤務先と関係のある金融機関の口座に交通費が振り込まれる仕組みがありました。
自己破産の手続きでは、一部の債権者だけを優先して返済するような形にならないよう注意が必要だったため、交通費の受け取り方法について会社側に相談する必要がありました。

そのため、社内の一部の人には事情を話すことになりました。

それでも、会社全体に広まったり、仕事を辞めることになったりはしませんでした。
少なくとも僕の場合は、自己破産をしたからといって、仕事を失うようなことはありませんでした。

むしろ、借金のことばかり考えていた頃より、少しずつ仕事に集中できるようになりました。

以前は、作業をしていても頭のどこかで返済日のことを考えていました。
スマホの通知が気になって、気持ちが落ち着かないこともありました。

でも、手続きが進み、返済に追われる状態から離れられたことで、少しずつ目の前の仕事に集中できる時間が増えていきました。

もちろん、すべての人が同じとは言えません。
職業によっては、自己破産の手続き中に制限が関係する場合があります。

仕事への影響が不安な場合は、職種や資格、勤務先との関係も含めて、弁護士に確認しておくと安心です。

3自己破産後、賃貸や家には影響があった?

自己破産をすると、住む場所にも影響があるのではと不安になる人は多いと思います。
僕も不安でした。

賃貸に住み続けられなくなるのでは。
更新できなくなるのでは。
家を追い出されるのでは。

そんなことを考えていました。

僕の場合、自己破産したからといって、すぐに住まいがなくなるようなことはありませんでした。
生活そのものが急に崩れるようなこともありませんでした。

ただし、賃貸契約や保証会社の審査はケースによって違います。
信用情報を確認する保証会社を使う場合など、影響が出る可能性はあります。

そのため、自己破産しても賃貸は絶対に大丈夫とは言えません。

今住んでいる家、更新の時期、保証会社の種類、家賃の支払い状況などによって変わると思います。
不安な場合は、弁護士や不動産会社に確認しながら進めるのが安心です。

4 自己破産しても普通に生活できる?

自己破産をしても、普段どおりに生活できるのか。
これは、僕自身もかなり不安に感じていたことです。

仕事を続けられないのでは。
会社にバレるのでは。
住む場所に困るのでは。
もう普通の生活はできないのでは。

そんなことを考えていました。

でも、実際に経験してみて分かったのは、僕の場合、思っていたほど生活そのものが大きく崩れることはなかったということです。

仕事はそのまま続けられました。
住まいもすぐに失うことはありませんでした。
家族との関係も、完全に壊れるようなことはありませんでした。

もちろん、自己破産によって不便になったことはあります。
クレジットカードは使えませんし、ローンを組むのも難しくなります。

でも、生活が完全に止まるわけではありませんでした。
現金払い、口座振替、デビットカードなどを使えば、日常生活の多くは対応できました。

自己破産をすると、何もかも失うようなイメージを持っている人もいると思います。
でも僕が経験した限りでは、想像していたほど極端なことにはなりませんでした。

むしろ、借金に追われる生活から離れたことで、精神的な負担はかなり軽くなりました。

信用情報への影響はありますが、一生残り続けるものではありません。
ただし、登録される情報や期間は、CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センターなど、信用情報機関によって扱いが異なります。

たとえばCICでは、現在は官報情報を保有しておらず、クレジット情報は契約中および契約終了から5年間とされています。
JICCでは、登録されている信用情報は契約継続中および契約終了後5年以内とされています。
全国銀行個人信用情報センターでは、官報情報について、官報に公告された破産・民事再生手続開始決定が、当該決定日から7年を超えない期間登録されるとされています。

そのため、何年経てば必ずカードが作れるとは言い切れません。
一定期間が経つと影響が変わっていくのが一般的ですが、実際の審査は各会社の判断になります。

不安な場合は、一定期間が経ったあとに自分の信用情報を開示して確認するのが安全です。
▶︎参考:自己破産の登録は何年間ですか?|CIC
▶︎参考:どのくらいの期間登録されるのですか?|JICC
▶︎参考:センターの概要|全国銀行個人信用情報センター

5自己破産して家族や友人にバレた?

己破産をすると、人間関係に悪影響があるのではと不安に感じる人もいると思います。

僕もそうでした。

家族にどう思われるのか。
周囲に知られたらどうなるのか。
軽蔑されるんじゃないか。
もう普通に接してもらえないんじゃないか。

そんな不安がありました。

僕の場合、家族には正直に話しました。
というより、自己破産を考える前から、すでに家族にはお金の面で大きな迷惑をかけていました。

だからこそ、自己破産のことを伝えるのは本当に怖かったです。

借金のことも、自己破産を考えていることも、できれば言いたくありませんでした。
でも、隠したまま進めるより、ちゃんと話した方がいいと思いました。

実際に伝えたとき、家族からは自分で決めたならそうしなさい、というように受け止めてもらえました。
その言葉に、僕はかなり救われました。

もちろん、すべての人が同じ反応をしてくれるわけではないと思います。
自己破産に対して否定的な考えを持つ人もいます。

だから、自己破産したことを誰にどこまで話すかは、慎重に考えていいと思います。
無理に周囲へ話す必要はありません。

大切なのは、自己破産をしたことだけで自分の価値を決めつけないことだと思います。

借金を作ってしまった過去は変えられません。
でも、その後どう生きるかは変えられます。

僕は、自己破産をしたことよりも、その後の生活をどう立て直していくかの方が大事だと感じています。

生活全般での影響をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考になります

 

 

3 自己破産後生活
どうわる

自己破産をすると生活がどう変わるのか、不安に感じる人は多いと思います。
ここでは、実際に自己破産をした僕の視点から、生活の変化や感じたことをできるだけリアルにお伝えします。
※影響の出方は人それぞれです。自分の場合はどうなるかは、弁護士などの専門家に確認してくださいね。

【自己破産したら本当に人生終わり?実際に経験してわかったこと】の挿絵05

1自己破産後に一番困ったこと

己破産後に一番困ったのは、やはりクレジットカードが使えなくなったことです。

今まで何気なくカードで払っていたものが、使えなくなりました。
ネットショッピング、サブスク、スマホ関連の支払いなど、カードがある前提で生活していた部分が意外と多かったことに気づきました。

また、大きな買い物をするときに分割払いができないのも不便でした。

手元にお金がないなら買わない。
必要なら、先にお金を貯めてから買う。

当たり前のことですが、自己破産前の僕にはその感覚がかなり薄れていました。

最初は不便でした。
でも、今振り返ると、その不便さがあったからこそ、お金の使い方を見直せた面もあります。

カードが使えないことで、強制的に現金や口座残高を意識するようになりました。
今あるお金で生活するという感覚を取り戻すきっかけになったと思います。

2自己破産して後悔したこと・後悔しなかったこと

己破産後の不便さは、たしかにあります。

クレジットカードが使えない。
大きな買い物で分割払いが使いにくい。
スマホ端末の分割払いなども、審査に影響が出る可能性がある。
ローンを組むのが難しくなる。

こうした不便さは、実際にありました。

また、賃貸契約についても、保証会社の種類や審査基準によっては影響が出るケースがあると言われています。
ただし、これも自己破産したら絶対に賃貸契約できないという話ではありません。

ケースによって変わるので、不安な場合は事前に確認するのが安心です。

一方で、僕の場合は、後悔しなかったことの方が多いのも事実です。

借金の返済に追われなくなったことで、精神的なストレスは大きく減りました。
以前は、いつも借金のことが頭から離れませんでした。

給料が入っても、すぐに返済で消える。
口座残高を見て落ち込む。
支払い日が近づくたびに不安になる。
足りない分をどうするか考えて、また借りる。

そんな生活から、少しずつ抜け出せました。

免責許可決定の連絡を受けた後は、給料を生活費として使えるようになりました。
もちろん贅沢ができるわけではありません。

でも、今月をどう乗り切るかではなく、来月をどう整えるかを考えられるようになりました。

仕事にも集中しやすくなりました。
夜も以前より落ち着いて眠れるようになりました。
お金のことで頭がいっぱいだった毎日から、少しずつ抜け出せた感覚がありました。

そして何より、お金に対する意識が変わりました。

以前は、足りなければ借りるという考え方になっていました。
でも今は、手元にあるお金の範囲で生活することを意識しています。

収入と支出を見直す。
無駄遣いを減らす。
必要なものと欲しいものを分けて考える。

そうした当たり前のことを、自己破産をきっかけにようやく意識するようになりました。

僕にとって自己破産は、後悔する決断というより、前向きに生き直すための選択肢でした。

3 自己破産しても人生やり直せる?

己破産をすると、人生終わりと思ってしまうかもしれません。

僕も最初はそうでした。
自己破産をしたら、もう社会復帰できないんじゃないかと本気で不安でした。

でも、少なくとも僕の場合は、そうではありませんでした。

仕事は続けられました。
生活も続きました。
家族との関係も、完全に壊れるようなことはありませんでした。

もちろん、自己破産をしたからといって、すべてが一気に良くなるわけではありません。
信用情報への影響もあります。
手続き中の不安もあります。
書類集めも大変でした。

僕の場合は、銀行口座の履歴や家計の状況、資産に関する資料など、かなり細かく準備する必要がありました。
つみたてNISAやiDeCoについても確認が必要で、こんなところまで確認するんだと思ったこともあります。

それでも、ひとつずつ進めていけば、手続きは前に進みました。

僕は、2024年2月20日に東京地方裁判所へ自己破産の申立てをしました。
その後、2月27日に破産管財人との面談がありました。
そして5月10日に債権者集会があり、5月22日に免責許可決定の連絡を受けました。

この流れを経験して思ったのは、自己破産は人生を終わらせる手続きではないということです。
少なくとも僕にとっては、借金で動けなくなっていた状態から抜け出すための手続きでした。

自己破産しても人生やり直せるのか。
この問いに対して、僕の答えは、やり直せる可能性はあるです。

もちろん、誰にとっても同じとは言えません。
でも、自己破産=人生終了と決めつける必要はないと思います。

4 「人生終わった」と思っていた僕が前を向けた理由

自己破産を決めたとき、僕はもう人生終わったと思っていました。

940万円もの借金を作ってしまった。
家族にも迷惑をかけた。
普通の人間ではなくなるんじゃないか。

そんなふうに、自分を責めていました。

でも、手続きを進める中で少しずつ考え方が変わっていきました。

弁護士に相談して、自分の状況を整理できたこと。
返済に追われる生活から一度離れられたこと。
必要な書類を集めながら、自分のお金の使い方と向き合えたこと。
破産管財人との面談や債権者集会を経験して、手続きが現実に進んでいると感じられたこと。

こうした積み重ねが、少しずつ僕を前に向かせてくれました。

特に、免責許可決定の連絡を受けたときは、本当に大きかったです。

これで終わったんだ。
ここから立て直せるんだ。

そう思えました。

もちろん、借金を作った過去が消えるわけではありません。
自己破産をした事実も消えるわけではありません。

でも、借金の重圧から解放されたことで、これからどう生きるかを考える余裕が生まれました。

僕が前を向けた理由は、自己破産によって借金が整理されただけではありません。
自分の生活、お金の使い方、家族への向き合い方を見直すきっかけになったからです。

自己破産は終わりではなく、再スタートになり得ます。
僕はそう実感しています。

就職や収入面の影響についてはこちらの記事でも詳しく解説しています

5自分に合う解決策は、自己破産だけとは限らない

こで大事なのは、僕が自己破産を選んだからといって、すべての人に自己破産が必要なわけではないということです。

借金の金額、収入、財産、家族構成、借金の原因、返済できる見込みがあるかどうかによって、合う方法は変わります。

人によっては、任意整理で済む可能性もあります。
個人再生の方が合っているケースもあります。
反対に、無理に返済を続けるより、自己破産を検討した方が生活を立て直しやすいケースもあります。

僕自身、借金で追い詰められていたときは、冷静に判断できませんでした。
自分ではもう終わりだと思っていても、専門家に相談することで、選択肢が整理されていきました。

自己破産を決めるためではなく、自分の状況を整理するために相談する。
まずはそれくらいの気持ちでもいいと思います。

 

 

4 自己破産検討している
後悔しないためにってほしいこと

自己破産を決断する前に、少しだけ立ち止まって考えておいた方がいいことがあります。

自分にとって本当に自己破産が合っているのか。
ほかに方法はないのか。
家族や仕事にどんな影響があるのか。
手続きにどれくらい時間がかかるのか。

ここでは、実際に自己破産を経験した僕が、後悔しにくくするためのポイントをまとめてお伝えします。

※最適な選択は状況によって変わります。最後は専門家と一緒に判断するのが安心です。

1 自己破産をする前に考えておくべきこと

己破産をする前に、まず本当に自己破産が自分に合う選択なのかを冷静に考えることが大切です。

僕自身、借金のプレッシャーから解放されたい一心で自己破産を選びました。
ただ、今振り返ると、任意整理や個人再生など、ほかの方法との違いも含めて、専門家にもっと早く相談しておけばよかったと思う部分もあります。

自己破産は、裁判所に申し立てをして、最終的に免責許可決定が確定すると、多くの借金の返済義務が免除される可能性がある手続きです。

ただし、すべての支払いが免除されるわけではありません。
税金や養育費など、自己破産をしても免責されないものもあります。

また、クレジットカードが使いにくくなったり、ローンが組みにくくなったりといったデメリットもあります。

だからこそ、任意整理、個人再生、自己破産などを比較しながら、自分にとって一番現実的な方法を考えることが大切です。

そして、手続きを進める前に、まずは弁護士に相談するのが安心です。
状況によっては司法書士に相談できるケースもありますが、対応できる範囲には違いがあります。

プロに相談すると、必要な準備や手続きの流れが見えやすくなります。
僕も、相談する前は不安ばかりでしたが、話を聞いてもらったことで何をすればいいのかが少しずつ整理できました。
▶︎参考:自己破産の手続について教えてください|法テラス
▶︎参考:よくある相談内容 借金|日本弁護士連合会

2ギャンブルや浪費の借金でも自己破産できる可能性はある

ャンブルや浪費で借金を作ってしまった人は、自己破産できないのではと不安になると思います。

僕もそうでした。

ギャンブルが原因だから無理。
浪費した自分が悪いから認められない。
弁護士に相談しても怒られるだけかもしれない。

そんなふうに考えていました。

たしかに、ギャンブルや浪費は、自己破産の手続きで問題になることがあります。
裁判所の資料でも、収入の範囲を超えて浪費やギャンブルなどに多くのお金を使い、借金を増やした場合は、免責不許可事由として説明されています。

でも、ここで大事なのは、ギャンブルや浪費があるから絶対に免責されない、というわけではないことです。

借金を作った経緯を正直に説明すること。
反省していること。
生活を立て直す姿勢を示すこと。
裁判所や破産管財人の調査に協力すること。

こうした事情も含めて、最終的には裁判所が判断します。

僕の場合も、ギャンブルや浪費による借金がありました。
だからこそ、弁護士には最初から正直に話しました。

隠したり、軽く見せたりしても、手続きの中で通帳やカードの履歴、家計の状況などを確認されます。
むしろ、正直に話して、どう立て直すかを一緒に考えてもらう方が大切だと思います。

ギャンブルや浪費の借金だから相談できないと決めつける必要はありません。
不安があるなら、まずは専門家に確認してみてください。
▶︎参考:破産・免責手続のあらまし|裁判所

3自己破産しない方がいいと言う人の意見について

己破産を考えていると、自己破産しない方がいいという意見を耳にすることがあります。

僕も、弁護士に相談する前は不安でした。

自己破産すると人生が終わる。
信用を失って社会復帰できない。
家族にも迷惑がかかる。
ギャンブルが原因なら無理。

そんな話を見聞きするたびに、怖くなっていました。

もちろん、自己破産にはデメリットがあります。
信用情報に影響が出るため、一定期間、借入れやクレジットカードの作成が難しくなることがあります。
手続き中に一定の制限を受ける場合もあります。

でも、その不安だけで無理に返済を続けた結果、生活がさらに苦しくなる人もいると思います。
僕自身、返済のためにまた借りるような状態になっていました。

自己破産を避けるために別の借金を重ねてしまうと、むしろ状況が悪化する可能性もあります。

大切なのは、自己破産が良いか悪いかを感情だけで決めることではありません。
自分の収入、借金額、借金の原因、家族構成、仕事、財産の状況などを整理したうえで、自分に合う方法を選ぶことです。

周囲の意見に振り回されるより、専門家に相談して、客観的な視点で判断した方が後悔は少なくなると思います。

自己破産は、人生の終わりと決めつけるものではありません。
状況によっては、生活を立て直すための手段になり得るものです。

4無料相談をしたからといって自己破産を決める必要はない

こは、僕が強く伝えたいところです。

無料相談をしたからといって、必ず自己破産しなければいけないわけではありません。

任意整理で済むのか。
個人再生が合っているのか。
自己破産を考える段階なのか。
そもそも今の返済を続けられる可能性があるのか。

そういった選択肢を整理するために、相談するだけでも意味があります。

僕自身、相談する前は、弁護士に話したらもう自己破産するしかないのではと思っていました。
でも実際には、今の状況を整理して、どんな方法があるのかを確認する場でもありました。

借金で追い詰められていると、視野がかなり狭くなります。
僕もそうでした。

毎月の返済、督促、残高、支払い日。
そればかり考えて、冷静に判断できなくなっていました。

だからこそ、一人で抱え込まずに、第三者に状況を見てもらうことが大切だと思います。

僕の場合は940万円まで膨らんでから相談しました。
でも正直、もっと早く相談していれば、ここまで苦しまなくて済んだかもしれないと思っています。

今この記事を読んでいる人も、まだ大丈夫と思っているうちに、返済のための借金を重ねてしまうことがあるかもしれません。

自己破産を決めるためではなく、自分の今の状況を整理するために相談する。
まずはそれくらいの気持ちでいいと思います。
▶︎参考:法律相談を利用する|日本弁護士連合会
▶︎参考:債務整理の弁護士報酬のルールについて|日本弁護士連合会

5 自己破産後の人生を前向きにする方法

己破産をした後、どのように生活を組み立て直すかで、その後の気持ちは大きく変わると思います。

僕自身も最初は、これからどうやって生きていけばいいんだろうと不安でした。

でも、時間が経つにつれて、少しずつ前向きさを取り戻せました。

まず意識したのは、お金の管理を見直すことです。

これまでの浪費を反省して、計画的に支出するようにしました。

収入の範囲で生活する。
必要のないものは買わない。
毎月の支出を把握する。

当たり前のことかもしれませんが、借金を抱えていた頃の僕には、それができていませんでした。

自己破産は、お金の使い方を見直すきっかけにもなりました。

それから、新しい目標を持つことも大切でした。

僕の場合は、借金のない生活を大切にする、安定した収入を守る、同じ失敗を繰り返さない、ということを意識するようになりました。

小さな成功体験を積み重ねると、自信も少しずつ戻ってきます。

今月は借りずに生活できた。
無駄遣いを減らせた。
少しだけ貯金できた。
仕事に集中できた。

そういう小さな積み重ねが、前向きに生きる力になっていきました。

そして何より、自己破産した自分を責めすぎないことも大切だと思います。

僕は、借金を作ってしまった過去を正当化するつもりはありません。
ギャンブルや浪費で借金を増やしてしまったことは、自分の責任だと思っています。

でも、過去を責め続けるだけでは、生活は立て直せません。

大切なのは、過去の失敗を認めたうえで、これからどう生きるかです。

状況にもよりますが、少しずつでも意識や行動を変えていけば、生活は立て直していけると思います。
借金の重さが減ったぶん、やり直すための余白が生まれるのも事実です。

周囲への影響や不安についてはこちらの記事でも詳しく解説しています

 

 

5自己破産しても
人生わらない!
まずは行動しよう

【自己破産したら本当に人生終わり?実際に経験してわかったこと】の挿絵06

己破産をすると、人生が終わったと感じる人もいるかもしれません。
僕も当時はそう思っていました。

940万円の借金を抱えて、返済のめども立たず、毎日お金のことばかり考えていました。
自分で作った借金なのに、どうにもできなくなっていました。

でも、実際に自己破産を経験して僕が感じたのは、自己破産は人生を立て直すための手段になり得るということです。

少なくとも僕にとっては、終わりではなく、新たなスタートのきっかけでした。

もちろん、自己破産にはデメリットがあります。
信用情報に影響が出ます。
クレジットカードやローンが使いにくくなります。
手続き中には不安になることもあります。

僕の場合は管財事件になったので、破産管財人との面談や債権者集会もありました。
書類集めも大変でしたし、手続きが終わるまでは落ち着かない日もありました。

それでも、弁護士に相談し、ひとつずつ進めていったことで、最終的に免責許可決定の連絡を受けることができました。

借金の重圧から解放されて、精神的にも少しずつ落ち着いていきました。
督促に怯えたり、借金のことばかり考えて落ち込んだりする日々は減っていきました。

大切なのは、自己破産=失敗と決めつけすぎないことだと思います。

自己破産は確かに大きな決断です。
でも、その後の生活をどう作っていくかで、未来は変わっていきます。

僕は自己破産をきっかけに、お金の管理を見直しました。
収入と支出のバランスを意識するようになりました。
借金をしない生活の大切さも、身にしみて感じました。

借金のない生活は、思っていた以上に穏やかです。
そして、少しずつ未来に希望を持てるようになりました。

今すぐ自己破産を決める必要はありません。
でも、借金の不安を一人で抱え続ける必要もありません。

自分は自己破産できるのか。
任意整理や個人再生で済む可能性はあるのか。
家族や会社にどんな影響があるのか。
ギャンブルや浪費が原因でも相談していいのか。

こうしたことは、一人で悩んでいても判断しにくい部分です。

僕自身、相談する前は不安でいっぱいでした。
でも実際には、相談したからといって、その場で自己破産を決めなければいけないわけではありませんでした。

専門家の意見を聞くことで、選択肢が整理されて、自分に合う道が見えやすくなります。

自己破産は人生の終わりではなく、立て直しの第一歩になり得ます。
行動することで、未来は少しずつ変えていけると思います。

自分の状況に合った解決策を改めて整理したい方はこちらの診断も活用してみましょう

 

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