【3-2】自己破産は弁護士なしでもできる?依頼するメリット・デメリットを経験者が解説

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。この記事は、僕自身の自己破産経験と公的情報をもとにした一般的な内容です。借金額、収入、財産、借金の理由、家族構成、裁判所の運用などによって判断は変わります。具体的な判断は、弁護士・司法書士などの専門家に相談してください。

金が膨らみ、返済のめどが立たなくなったとき、僕の頭の中にずっとあったのは、

「このままどうなるんだろう」

という不安でした。

周囲には相談しづらく、ネットで情報を調べても、自己破産は人生の終わりだと思わせるような言葉ばかり目に入ってきました。

僕の場合、借金の原因にはパチンコ・パチスロなどのギャンブルや浪費、FXのような投機的な取引もありました。

だからこそ、

自己破産なんて認められないんじゃないか。
弁護士に相談しても怒られるんじゃないか。
自分はもう普通の生活に戻れないんじゃないか。

そんな不安がかなり強かったです。

でも、実際に自己破産を経験した今だからこそ言えることがあります。

自己破産は、人生を終わらせる手続きではありません。

僕にとっては、借金に縛られた生活を立て直すための選択肢でした。

とはいえ、自己破産の手続きは簡単ではありません。

書類集め、家計簿の作成、裁判所への申立て、破産管財人との面談、債権者集会など、知らないまま進めるには不安が大きい場面もあります。

この記事では、僕自身の経験をもとに、

自己破産は弁護士なしでもできるのか。
弁護士に依頼すると何が変わるのか。
逆に、弁護士に依頼しても大変だったことは何か。

このあたりを、できるだけ正直にまとめます。

もし今、あなたが一人で悩んでいるなら、少しでも前に進むための参考にしてもらえたら嬉しいです。

先に結論
  • 自己破産は弁護士なしで申し立てることも制度上は可能です。
  • ただし、書類作成、裁判所対応、債権者対応を一人で進める負担は大きいです。
  • 僕自身は弁護士に依頼したことで、精神的にも手続き面でもかなり助けられました。
  • 費用が不安でも、まずは相談して分割払いや利用できる制度を確認するのが現実的です。

自己破産の手続きの流れを知りたい方は、こちらの記事でまとめています

【弁護士に依頼するメリット・デメリット|自力でやるのは難しい?】の挿絵01

1 自己破産
弁護士なしでも
できる

【弁護士に依頼するメリット・デメリット|自力でやるのは難しい?】の挿絵02

己破産を考えたとき、弁護士に頼るべきか、自力でできるのかと悩む人は多いと思います。

僕も、弁護士に相談する前は、

お金がないのに弁護士費用なんて払えるのか。
自分でやれば費用を抑えられるんじゃないか。
でも、本当に自分でできるのか。

そんなふうに悩んでいました。

結論から言うと、自己破産は弁護士なしでも申し立てること自体はできます。

ただ、実際に準備を始めると、自己破産の手続きは想像以上に細かいです。

収入の資料、給与明細、源泉徴収票、通帳、入出金履歴、家計簿、保険関係の資料、退職金見込額に関する資料など、集めるものがたくさんあります。

僕の場合は、法律事務所から渡されたリストをもとに書類を集め始めました。

たとえば、次のような資料です。

  • 過去1年分の給与明細
  • 過去2年分の源泉徴収票
  • 退職金の見込額がわかる資料
  • 生命保険や火災保険の資料
  • 金融機関の通帳や入出金履歴
  • ギャンブル関連の入出金に使っていたサービスの明細
  • 家計簿
  • 住民票
  • 口座の最新明細

こうして並べるだけでも、かなりの量です。

しかも、ただ集めればいいわけではありません。

通帳におまとめ記載があれば、別途入出金明細が必要になることがあります。
家計簿の収支が合わなければ修正が必要になります。
資料の有効期限が切れていれば、取り直しが必要になることもあります。

裁判所の資料でも、申立てに必要な資料が不足している場合は、事情を説明する書面や追加資料が必要になることがあるとされています。
▶︎参考:破産・免責手続のあらまし|裁判所

僕自身も、家計簿の収支が合わず、弁護士事務所から修正の連絡を受けたことがありました。

そのとき、

これを全部一人でチェックして、裁判所に出せる形に整えるのは相当大変だ。

と感じました。

自己破産を考えている人が最初にぶつかりやすい壁は、必要書類の多さと、どこまで正確に説明すればいいのか分かりにくいことだと思います。

弁護士なしで手続きを進めた人もいると思います。

ただ、僕の場合は、借金の原因や金額、管財事件になる見込みだったことを考えると、自力で進めるのはかなり厳しかったと思います。

まずは流れを把握しておくと、弁護士に依頼する意味がより分かりやすくなります

1自己破産を弁護士なしで進める場合に大変だと感じたこと

己破産を自力で進める場合、特に大変になりやすいのは次のような部分だと思います。

  • 必要書類を自分で判断して集める
  • 家計簿や収支の説明を整える
  • 通帳や入出金履歴の不足に対応する
  • 裁判所からの確認や追加資料に対応する
  • 債権者への対応を自分で行う
  • 管財事件になった場合、破産管財人とのやり取りに対応する
  • 会社や家族に知られる可能性がある場面を自分で判断する

僕の場合は、弁護士に依頼していても大変でした。

だからこそ、自力で進めるなら、かなりの時間と気力が必要になると思います。

もちろん、すべての人に弁護士依頼が必要だと言いたいわけではありません。

ただ、少なくとも僕のように、

  • 借金額が大きい
  • ギャンブルや浪費が原因に含まれる
  • 管財事件になる可能性がある
  • 書類作成に不安がある
  • 債権者からの連絡が精神的にきつい

こういう状況なら、自己判断だけで進める前に、一度弁護士へ相談しておいた方が安心だと思います。

 

【弁護士に依頼するメリット・デメリット|自力でやるのは難しい?】の挿絵03

 

 

2弁護士
依頼するメリット

己破産の手続きは、ただ申立書を出せば終わりではありません。

僕の場合、弁護士に依頼したことで、書類準備や債権者対応、管財人面談などの負担がかなり軽くなりました。

ここでは、実際に経験して感じたメリットをまとめます。

【弁護士に依頼するメリット・デメリット|自力でやるのは難しい?】の挿絵04

1受任通知で、債権者対応の負担が軽くなった

護士に依頼すると、一般的には弁護士から債権者へ受任通知が送られます。

受任通知とは、今後の支払いや連絡の窓口が弁護士になることを債権者に知らせるものです。

東京弁護士会でも、弁護士が貸金業者に受任通知を送付すると、貸金業者は本人へ直接取立てをすることが禁止されると説明されています。
▶︎参考:債務整理|借金問題|東京弁護士会

僕の場合も、弁護士に依頼したあと、多くの債権者に受任通知を送ってもらいました。

それによって、借金の返済はいったん止まり、精神的には少し楽になりました。

ただし、すべてが一瞬で完全に落ち着いたわけではありません。

僕の場合、つみたてNISAをしていた金融機関には、すぐに受任通知を送れない事情がありました。

受任通知後に資産が入ると、特定の借入先だけに返済したように見られる可能性があったからです。

その間、その金融機関からは催促の電話やハガキが来ていました。

電話や郵便が来るたびに、胸が締め付けられるような気持ちになったのを覚えています。

それでも、多くの債権者への対応が弁護士経由になったことで、精神的な負担はかなり軽くなりました。

一人で全部受け止めていた状態から、弁護士が間に入ってくれる状態になった。

これは、僕にとって精神的な負担が大きく軽くなった瞬間でした。

2書類の不備に気づいてもらえる

己破産の手続きでは、書類の正確さがかなり大事です。

僕も、必要書類を集め、家計簿を作成して提出しました。

でも、家計簿の収支が合っていないと弁護士事務所から連絡が来て、修正して再提出したことがあります。

このとき、もし自分一人で進めていたら、どこが間違っているのかも分からなかったかもしれません。

もちろん、弁護士に依頼しても、自分で資料を集めたり、家計簿を作ったりする必要はあります。

完全に丸投げできるわけではありません。

それでも、提出前に確認してもらえること、間違いを指摘してもらえること、修正すべき点が分かることは、大きなメリットでした。

自己破産は、気持ちが追い詰められている中で進める手続きです。

その状態で、すべての書類を自分だけで完璧にそろえるのは、かなり大変だと思います。

3管財事件になった場合も相談しながら進められる

己破産には、大きく分けて同時廃止事件と管財事件があります。

僕の場合は、パチンコ・パチスロなどのギャンブルや浪費による借金があったため、弁護士からは管財事件になる見込みだと説明されました。

ただし、同じような事情があっても、最終的な扱いは裁判所や個別事情によって変わります。

東京地方裁判所の情報でも、破産手続開始決定後に債権者の追加や変更が判明した場合、管財事件と同時廃止事件で扱いが異なることが説明されています。手続きの進み方は、事件の種類によって変わる部分があります。
▶︎参考:よくある質問|東京地方裁判所

管財事件になると、裁判所が選んだ破産管財人がつきます。

破産管財人は、財産や借金の状況、自己破産に至った経緯などを調査する役割を持つ弁護士です。

僕は2024年2月27日に、破産管財人の弁護士との面談に行きました。

この面談は、かなり緊張しました。

開始は15時でしたが、絶対に遅れられないと思い、30分以上前には近くに到着していました。

スーツも持っていなかったので、派手ではない普段着で行きましたが、本当にこれで大丈夫なのかと不安でした。

管財人の事務所に入る前、担当弁護士に、

聞かれたことには正直に答えればいいですか。
わからないことは、わからないと言ってもいいですか。

と確認しました。

すると、担当弁護士から、

それで問題ありません。管財人からの問いには、なるべく私が対応します。

という話があり、少しだけ気持ちが軽くなりました。

実際の面談では、分厚い資料をもとに、管財人から質問がありました。

通帳上の振込先が分かりにくい出金、勤務先からの給料以外の入金、iDeCoに本当に加入しているかなど、細かい確認もありました。

ただ、その多くには担当弁護士が答えてくれました。

僕が発言したのは、ほとんど数回だけです。

もしこれを一人で対応していたら、かなり焦っていたと思います。

僕にとっては、弁護士が隣にいてくれた安心感は本当に大きかったです。

4債権者集会も、一人ではかなり緊張したと思う

2024年5月10日に、東京地方裁判所で債権者集会に出席しました。

前日は緊張でなかなか眠れませんでした。

当日は有給を取り、裁判所に向かいました。

仕事柄スーツを着ることがほとんどなく、きちんとした服装にも不安がありました。

派手すぎなければ大丈夫と弁護士から聞いていたものの、本当に大丈夫なのかと不安でした。

裁判所に着くと、同じように債権者集会を待っている人がたくさんいました。

広い部屋で、複数の債権者集会が同時に進んでいるような雰囲気でした。

僕の債権者集会では、債権者は出席していませんでした。

それでも、裁判官、管財人、弁護士がいる場に座るだけで、かなり緊張しました。

このときも、弁護士が一緒にいてくれたことで、何とか落ち着いて対応できました。

自己破産は、手続きとして淡々と進む部分もあります。

でも、本人にとっては人生の大きな場面です。

その場に一人で立つのと、弁護士が隣にいてくれるのとでは、安心感がまったく違うと思います。

5自己破産を弁護士なしで進める場合と弁護士に依頼する場合の比較

項目 弁護士なしで進める場合 弁護士に依頼する場合
費用 弁護士費用はかからないが、裁判所費用などは必要 弁護士費用がかかる。分割払いや法テラスを相談できる場合もある
書類準備 必要書類の判断、作成、修正を自分で行う 必要書類や書き方についてサポートを受けられる
債権者対応 原則として自分で対応する必要がある 受任通知後、貸金業者から本人への直接取立てが止まるのが一般的
裁判所対応 質問や追加資料に自分で対応する必要がある 対応方法について助言を受けられる
管財事件になった場合 破産管財人とのやり取りも自分で対応する必要がある 面談や資料説明についてサポートを受けられる
精神的負担 一人で抱えやすい 不安や疑問を相談しながら進めやすい
向いている人 書類作成や裁判所対応に自信があり、時間を取りやすい人 借金額が大きい人、管財事件が不安な人、書類作成や債権者対応が不安な人

※自己破産の結果は、弁護士に依頼したかどうかだけで決まるものではありません。免責が認められるかどうかは、借金の原因、財産状況、手続きへの協力姿勢など、個別事情によって変わります。

6弁護士に相談した方がいいか迷っている人へ

金額が大きい。
ギャンブルや浪費がある。
管財事件になりそうで不安。
会社や家族に知られるのが怖い。
弁護士費用が払えるか分からない。

こうした状況なら、いきなり依頼する必要はありません。

まずは、

自分の場合、自己破産が必要なのか。
弁護士費用はいくらくらいかかるのか。
分割払いはできるのか。
ギャンブルや浪費があっても免責の可能性があるのか。

このあたりだけでも確認してみると、今の不安が少し整理しやすくなります。

自己破産以外の選択肢や、今の状況に合う解決方法を知りたい人は、
こちらの診断ツールも参考になります。

【弁護士に依頼するメリット・デメリット|自力でやるのは難しい?】の挿絵05

 

 

3 弁護士依頼する
デメリット・注意点

護士に依頼するメリットは大きいです。

ただし、良いことばかりではありません。

費用はかかりますし、弁護士に依頼したからといって、何もしなくていいわけでもありません。

ここでは、僕が実際に感じた注意点をまとめます。

1費用がかかるのは避けられない

護士に自己破産を依頼する場合、費用がかかります。

僕も最初は、

お金がないから自己破産を考えているのに、弁護士費用なんて払えるのか。

と不安でした。

僕の場合、法律事務所で説明を受けた自己破産費用は、合計で70万円強でした。

これは、僕の借金の原因にパチンコ・パチスロなどのギャンブルや浪費があり、管財事件になる見込みだったことも関係しています。

管財事件では、弁護士費用だけでなく、裁判所や破産管財人に関する費用も必要になることがあります。

僕の場合の支払いは、次のような流れでした。

  • 相談時点で所持していた現金から15万円を納める
  • その後、毎月27日に5万円ずつ積み立てる
  • 冬のボーナス約50万円も弁護士事務所へ振り込む
  • 積立金が95万円に達したあと、申立てに向けて最終資料を提出
  • 手続き終了後、かかった費用を差し引いた預り金の一部が戻ってきた

正直、70万円強という金額は大きいです。

でも、毎月の返済に追われ続けていた当時の僕にとっては、生活を立て直すために必要な費用でもありました。

弁護士費用は、事務所や事件の内容によって変わります。

そのため、費用については相談時に必ず確認したほうがいいです。

法テラスの公式サイトでは、自己破産の費用目安も掲載されています。

ただし、実際の費用は事件内容などにより審査で決まり、必ず掲載金額になるとは限らないとされています。
▶︎参考:自己破産 費用の目安|法テラス

2法テラスを使える場合もあるが、条件がある

護士費用が不安な場合、法テラスの民事法律扶助制度を利用できることがあります。

法テラスの制度では、収入や資産などの条件を満たす場合に、弁護士費用などを立て替えてもらい、あとから分割で返済していく形を取れることがあります。

法テラスでは、弁護士・司法書士費用等の立替制度を利用する条件として、次の3つを挙げています。

  • 収入や資産が一定基準以下であること
  • 勝訴の見込みがないとはいえないこと
  • 民事法律扶助の趣旨に適すること

▶︎参考:弁護士・司法書士費用等の立替制度のご利用の流れ|法テラス

ただし、誰でも必ず使えるわけではありません。

利用には審査があり、収入や資産、事件の見込みなどを確認されます。

また、実際に利用できる金額や返済額は、事件内容によって変わります。

僕自身は、この記事では自分の体験として、弁護士事務所に費用を積み立てていった流れを書いています。

ただ、費用が不安で動けない人は、法テラスを使えるかどうかを相談時に確認してみる価値はあると思います。

3弁護士に依頼しても丸投げはできない

護士に依頼すると、かなり安心できます。

でも、依頼したから全部お任せで何もしなくていい、というわけではありません。

弁護士に依頼しても、本人がやるべきことはあります。

僕も実際に、かなり多くの資料を集めました。

  • 給与明細
  • 源泉徴収票
  • 通帳
  • 入出金履歴
  • 保険資料
  • 退職金に関する資料
  • 住民票
  • 家計簿
  • ギャンブル関連の入出金に使っていたサービスの明細

さらに、家計簿の修正や、追加資料の提出もありました。

弁護士は手続きをサポートしてくれます。

でも、自分の生活やお金の流れを一番知っているのは自分です。

だから、必要な情報を正直に伝えることが大事です。

見栄を張ったり、隠したり、都合の悪いことを言わなかったりすると、かえって手続きが難しくなる可能性があります。

僕は、ここだけは強く伝えたいです。

自己破産では、正直に話すことが本当に大事です。

弁護士に依頼すると必要書類の準備が変わります。チェックリストはこちらで詳しく確認できます

4弁護士選びも大切

己破産を弁護士に依頼する場合、誰に依頼するかも大切です。

弁護士にも得意分野や対応の違いがあります。

相談時には、次のような点を確認しておくと安心です。

  • 説明が分かりやすいか
  • 質問しやすいか
  • 費用や分割方法をきちんと説明してくれるか
  • ギャンブルや浪費が原因の借金でも、現実的な見通しを話してくれるか
  • デメリットや注意点もきちんと説明してくれるか

僕の場合、借金の原因にパチンコ・パチスロなどのギャンブルや浪費があったため、そこを正直に話しても、淡々と整理してくれることがとてもありがたかったです。

自己破産を考えているときは、精神的にかなり弱っています。

だからこそ、責めるような言い方ではなく、現実的にどう進めるかを一緒に考えてくれる弁護士の存在は大きいです。

 

 

4弁護士
相談してから免責許可
けるまで

こからは、僕が実際に弁護士へ相談してから、自己破産の免責許可を受けるまでの流れをまとめます。
あくまで僕の場合の体験談です。

自己破産の流れや期間は、人によって変わります。

【弁護士に依頼するメリット・デメリット|自力でやるのは難しい?】の挿絵06

1僕の自己破産手続きの流れ

の場合の流れは、ざっくりこんな感じでした。

  • 2023年7月29日
    借金が約940万円まで膨らみ、自己破産を決断。法律事務所に相談。
  • 2023年8月1日ごろ
    必要書類集めを開始。
    給与明細、源泉徴収票、退職金資料、保険資料、入出金履歴などを集める。
    給与振込口座や公共料金の支払い方法も変更。
  • 2023年8月下旬
    つみたてNISAの解約資金が口座に入り、残っていた金融機関にも受任通知を送れる状態になる。
  • 2023年9月
    住所変更など、生活面の整理も進める。
  • 2023年12月
    冬のボーナス約50万円を自己破産費用として弁護士事務所へ振り込む。
    毎月の積立も続け、費用を準備。
  • 2024年1月
    積立金が95万円に達する。
    住民票や最新の口座明細、家計簿などの追加提出を求められる。
  • 2024年2月13日ごろ
    家計簿の収支が合わず、弁護士事務所から修正の連絡。
    修正して再提出。
  • 2024年2月20日
    東京地方裁判所に自己破産を申し立て、受理される。
  • 2024年2月27日
    破産管財人の弁護士と面談。
  • 2024年5月10日
    東京地方裁判所で債権者集会。
  • 2024年5月22日
    弁護士事務所から免責許可決定の連絡を受ける。
  • 2024年5月25日ごろ
    最後に弁護士事務所へ行き、預かり書類や預り金の返却を受ける。

こうして振り返ると、相談してすぐに終わったわけではありません。
でも、弁護士に依頼していたことで、次に何をすればいいかが見えやすくなり、一つずつ前に進めました。

2相談するまでは本当に怖かった

護士に相談する前、僕はかなり卑屈になっていました。

こんな借金を作った自分が、弁護士に相談していいのか。
怒られるんじゃないか。
軽蔑されるんじゃないか。
自己破産なんてしたら、社会から外れてしまうんじゃないか。

そんなことばかり考えていました。

でも、実際に相談してみると、弁護士は僕を責めるのではなく、状況を整理してくれました。

  • 借金額
  • 借入先
  • 借金の原因
  • 収入
  • 財産
  • 今後の手続き

一つずつ確認しながら、どの方法が現実的かを説明してくれました。

もちろん、その場で不安が全部消えたわけではありません。

でも、少なくとも、一人で抱え込んでいた状態から、現実に向き合う状態に変わりました。

僕はこのとき、もっと早く相談すればよかったと感じました。

3手続き中も不安はあった

護士に依頼したあとも、不安はありました。

書類は足りているのか。
家計簿は合っているのか。
管財人に厳しく追及されないか。
会社にバレないか。
本当に免責が認められるのか。

何度も不安になりました。

実際、交通費の振込口座の問題で、勤務先の一部の人に自己破産の事情を話さなければならない場面もありました。

このときは本当にきつかったです。

でも、話した相手は事情を聞いてくれて、最後には励ましの言葉もかけてくれました。

僕にとっては、自己破産は意外とすぐ周囲に広まるものではないんだと感じた出来事でもありました。

もちろん、職場や借入先との関係によって状況は変わります。

だから、会社に絶対バレないとは言えません。

ただ、僕の場合は、一部の人に事情を伝える場面はあったものの、日常的に大きな問題になることはありませんでした。

4免責許可の連絡が来たとき

【弁護士に依頼するメリット・デメリット|自力でやるのは難しい?】の挿絵08

2024年5月22日、弁護士事務所からメールが来ました。

免責許可がおりた。

その知らせを見たときの気持ちは、今でも覚えています。

やっとここまで来た。
本当に終わったんだ。
これから立て直していけるんだ。

そんな気持ちでした。

もちろん、自己破産をしたからといって、すべてがきれいにリセットされるわけではありません。

クレジットカードやローンの審査は、しばらく通りにくくなります。

お金の使い方も、生活も、見直していく必要があります。

裁判所の資料でも、免責許可決定が確定すると、非免責債権を除いて法律上弁済する責任がなくなると説明されています。

つまり、自己破産は単に申立てをすれば借金が消える手続きではなく、免責許可を受けることが大事です。
▶︎参考:破産・免責手続のあらまし|裁判所

僕にとって自己破産は、楽をするための手続きではありませんでした。

自分の過去と向き合い、もう一度生活を立て直すための手続きでした。

【弁護士に依頼するメリット・デメリット|自力でやるのは難しい?】の挿絵07

 

 

5相談前
確認して
おきたいこと

護士に相談するときは、次のようなことを確認しておくと安心です。

  • 自分の場合、自己破産が現実的か
  • 任意整理や個人再生の可能性はあるか
  • 同時廃止になりそうか、管財事件になりそうか
  • 費用はいくらくらいかかるか
  • 分割払いはできるか
  • 法テラスを利用できる可能性はあるか
  • ギャンブルや浪費が原因でも免責の可能性があるか
  • 会社や家族に知られる可能性はどんな場面であるか
  • 必要書類は何か
  • 申立てまでどれくらいかかりそうか

相談したからといって、必ず依頼しなければならないわけではありません。

まずは、自分の状況を整理するために話を聞いてみる。

それだけでも、不安が少し軽くなることがあります。

自己破産を考えているときは、頭の中がぐちゃぐちゃになりやすいです。

返済日。
催促の連絡。
生活費。
家賃。
仕事。
家族。
将来。

いろいろな不安が重なって、自分では冷静に判断できなくなることもあります。

僕もそうでした。

だからこそ、まずは一人で抱え込まず、専門家に話してみることが大事だと思います。

弁護士に依頼するか迷っている人は、生活への影響もあわせて確認しておくと安心です。

 

 

6自己破産弁護士
依頼すべき人・
自力でも検討できる

己破産は、自力でできる可能性もあります。

たとえば、

  • 債権者が少ない
  • 財産がほとんどない
  • 借金の原因がシンプル
  • 書類作成に抵抗がない
  • 平日に裁判所へ行く時間を取りやすい

こういう人なら、自力で進める選択肢もあるかもしれません。

一方で、僕のように、

  • 借金額が大きい
  • ギャンブルや浪費が原因に含まれる
  • 管財事件になる可能性がある
  • 仕事で時間が取りにくい
  • 書類作成に不安がある
  • 債権者からの連絡が精神的にきつい

こういう場合は、弁護士に相談したほうが現実的だと思います。

僕の場合は、弁護士に依頼して本当によかったと思っています。

理由は、手続きが楽だったからではありません。

自己破産の手続きは、弁護士に依頼しても大変でした。

書類集めも大変でした。
家計簿の修正もありました。
管財人との面談も緊張しました。
債権者集会も不安でした。
費用も大きな負担でした。

それでも、弁護士がいてくれたことで、次に何をすればいいかが分かりました。

一人では抱えきれなかった不安を、少しずつ整理しながら進めることができました。

自己破産は、人生の終わりではありません。

僕にとっては、借金に追われ続ける生活を終わらせ、もう一度立て直すための手続きでした。

もし今、借金のことで追い詰められているなら、まずは今の状況を誰かに話してみてください。

相談することは、逃げではありません。

僕にとっては、そこからやっと現実と向き合うことができました。

【弁護士に依頼するメリット・デメリット|自力でやるのは難しい?】の挿絵09

1まずは無料相談で確認してみるのが現実的です

金額が大きい。
返済のめどが立たない。
ギャンブルや浪費が原因で自己破産できるか不安。
弁護士費用が払えるか分からない。
家族や会社に知られるのが怖い。

こうした不安があるなら、一人で判断し続けるより、まずは専門家に確認してみる方が現実的です。

いきなり依頼する必要はありません。

まずは、

自分の場合、自己破産が必要なのか。
自己破産以外の方法はあるのか。
費用はどれくらいかかるのか。
分割払いはできるのか。

このあたりを聞くだけでも、次にどう動けばいいか見えやすくなります。

自己破産以外の選択肢や、今の状況に合う解決方法を知りたい人は、こちらの診断ツールも参考になります。

【弁護士に依頼するメリット・デメリット|自力でやるのは難しい?】の挿絵10

 

 

7よくある質問
FAQ

  • Q1.自己破産は弁護士なしでもできますか?
    A.制度上は、弁護士なしでも自己破産を申し立てることはできます。
    ただし、申立書の作成、必要書類の準備、裁判所とのやり取り、債権者対応などを自分で行う必要があります。
    特に、借金額が大きい場合や、ギャンブル・浪費が原因に含まれる場合、管財事件になる可能性がある場合は、まず弁護士に相談したほうが安心です。
  • Q2.弁護士に依頼すると何が楽になりますか?
    A.一番大きいのは、精神的な負担が軽くなることです。
    弁護士に依頼すると、一般的には債権者へ受任通知が送られ、本人への直接の取立てが止まるとされています。
    また、書類の準備や手続きの流れも確認しながら進められるため、「次に何をすればいいかわからない」という不安を減らせます。
  • Q3.弁護士に依頼すれば全部任せられますか?
    A.いいえ、完全に丸投げできるわけではありません。
    給与明細、通帳、家計簿、保険関係の資料など、必要書類を集めるのは基本的に自分です。
    ただし、何を準備すればいいか、どこを直せばいいかを弁護士に確認してもらえるため、一人で進めるより安心感があります。
  • Q4.弁護士費用が払えない場合はどうすればいいですか?
    A.費用が不安な場合でも、すぐに諦める必要はありません。
    法律事務所によっては分割払いに対応している場合があります。
    また、収入や資産などの条件を満たせば、法テラスの民事法律扶助制度を利用できる可能性もあります。
    ただし、誰でも必ず利用できるわけではないため、相談時に確認しておくのが確実です。
  • Q5.自力でやるか弁護士に依頼するか迷ったら?
    A.迷っているなら、まずは相談だけでもしてみるのが現実的です。
    自己破産は自力で進められる可能性もありますが、書類準備や裁判所対応の負担は大きいです。
    特に、管財事件が不安な人、ギャンブルや浪費が原因にある人、平日に動きにくい人は、一人で抱え込まず、弁護士に相談して判断したほうが安心です。
参考にした公的情報

▶︎参考:破産・免責手続のあらまし|裁判所

▶︎参考:よくある質問|東京地方裁判所

▶︎参考:債務整理|借金問題|東京弁護士会

▶︎参考:弁護士・司法書士費用等の立替制度のご利用の流れ|法テラス

▶︎参考:自己破産 費用の目安|法テラス

この記事は、自己破産を経験した運営者の実体験と、公的機関・法律情報をもとに作成しています。
ただし、自己破産・債務整理の判断は、借金額、収入、財産、家族構成、借金の理由、住んでいる地域、申立てをする裁判所によって変わる場合があります。
この記事は一般的な情報提供であり、個別の法律判断ではありません。実際に手続きを検討する場合は、弁護士・司法書士・法テラスなどに相談してください。
最終確認日:2026年6月24日

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